イボタノキ

香り(かおり)のよい小さな(ちいさな)ブーケのような白い(しろい)(はな)咲かせる(さかせる)

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特徴(とくちょう)

梅雨(つゆ)初め(はじめ)香り(かおり)のよい白い(しろい)(はな)()いっぱいに咲かせ(さかせ)ます。
イボタノキには「イボタロウムシ」がつきます。 (むかし)、 このイボタロウムシから(ろう)(ろう)をとり、 それをイボ取り(とり)使っ(つかっ)たので「いぼ取り(とり)()」、 縮まっ(ちぢまっ)て「イボタノキ」と呼ば(よば)れるようになったと言わ(いわ)れています。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(たか)さ2~4m。 よく枝分かれ(えだわかれ)してこんもりした()(がた)になります。

  • 初夏(しょか)(はな)咲い(さい)ている(とき)様子(ようす)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 写真(しゃしん) / MayaN

()

光沢(こうたく)のない(すすき)めの()です。 (さき)完全(かんぜん)尖ら(とがら)丸み(まるみ)帯び(おび)ます。

  • 写真(しゃしん) / MayaN

  • 写真(しゃしん) / MayaN

(はな)

初夏(しょか)小さな(ちいさな)ブーケのような白い(しろい)(はな)()全体(ぜんたい)咲き(さき)ます。 キンモクセイに()良い(よい)香り(かおり)がします。

  • さわやかな雰囲気(ふんいき)白い(しろい)(はな)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 小さな(ちいさな)(はな)集まっ(あつまっ)ている
    写真(しゃしん) / MayaN

()

直径(ちょっけい)6-7mmの(くろ)紫色(むらさきいろ)まん丸(まんまる)()がなります。 (なか)は種(はしゅ)が1()入っ(はいっ)ています。

  • (くろ)紫色(むらさきいろ)実は(じつは)大き(おおき)さにバラツキがある
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ()(なか)は種(はしゅ)が1()入っ(はいっ)ている
    写真(しゃしん) / MayaN

(みき)

  • 写真(しゃしん) / MayaN

冬芽(とうが)

(えだ)細い(ほそい)ので()小さい(ちいさい)。 でも()(うろこ)は6〜8(まい)もあるし、 ()もいっぱいです。 維管(たば)(こん)は1つ。

  • よく見る(みる)と、 ()(こん)のお(かお)はにっこりしているよ。
    写真(しゃしん) / Tamacha

  • (えだ)から出っ張っ(でっぱっ)て、 背中合わせ(せなかあわせ)()がついている。
    写真(しゃしん) / Tamacha

  • それぞれの方向(ほうこう)に、 ()(うろこ)少し(すこし)開い(ひらい)伸び(のび)てきた。
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • ()(うろこ)開い(ひらい)てくると、 (あか)(みどり)でおしゃれ。
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • ()(こん)がたくさん重なっ(かさなっ)ている(えだ)もある。
    写真(しゃしん) / Tamacha

(ひと)との関わり(かかわり)

イボタノキはライラックの台木(だいぎ)として使わ(つかわ)れます。 (まち)(にわ)公園(こうえん)にイボタノキがあったら、 ライラックを植え(うえ)たのにいつの間にか(いつのまにか)接ぎ木(つぎき)したライラックが枯れ(かれ)て、 イボタノキがのっとったパターンかもしれません。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

イボタロウムシから(ろう)(ろう)をとり、 それを「イボ取り(とり)」に使っ(つかっ)たので「いぼ取り(とり)()」、 縮まっ(ちぢまっ)て「イボタノキ」と呼ば(よば)れるようになったと言わ(いわ)れています。

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

(はな)香り(かおり)誘わ(さそわ)れて、 チョウやハチなどいろいろな(むし)がやってきます。 ()(むし)食べ(たべ)あとだらけ?くるっと丸まっ(まるまっ)たハバチの幼虫(ようちゅう)()食べ(たべ)て、 (あな)だらけにしてしまうことがあります。 ヒヨドリなどの野鳥(やちょう)()食べ(たべ)やって来(やってき)ます。