サンショウ

実は(じつは)小粒(こつぶ)でもピリリと辛い(つらい)

木(き)の自己(じこ)紹介(しょうかい)
樹木(じゅもく)クイズ

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特徴(とくちょう)

サンショウの葉(は)は和風(わふう)ハーブの代表(だいひょう)選手(せんしゅ)です。
山椒(さんしょう)の実(み)も食べ(たべ)られます。若い(わかい)実は(じつは)まるごと食べ(たべ)られます。熟し(じゅくし)た実は(じつは)種(たね)をのぞいて赤い(あかい)皮(かわ)の部分(ぶぶん)を粉(こな)にしてスパイスとして使い(つかい)ます。ともに食べる(たべる)と口(くち)の中(なか)がスースーします。
「山椒(さんしょう)は小粒(こつぶ)でもぴりりと辛い(つらい)」という言葉(ことば)は、「体(からだ)は小さく(ちいさく)とも才能(さいのう)や力量(りきりょう)が優れ(すぐれ)ていて、あなどれない」という意味(いみ)になります。

以下(いか)の情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)を基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの差(さ)があります。

樹(き)形(がた)

高(たか)さ１~5m。背(せ)の低い(ひくい)木(き)です。

写真(しゃしん) / MayaN

葉(は)

羽(はね)状(じょう)の葉(は)です。手のひら(てのひら)でたたくと独特(どくとく)の爽やか(さわやか)な香り(かおり)がします。
この香り(かおり)を楽しむ(たのしむ)料理(りょうり)がたくさんあります。

羽(はね)状(じょう)の葉(は)
写真(しゃしん) / MayaN

花(はな)

４~5月(つき)、枝(えだ)先(さき)に小さな(ちいさな)花(はな)を咲かせ(さかせ)ます。雌花(めばな)と雄花(おばな)があります。

実(み)

若い(わかい)実は(じつは)まるごと食べ(たべ)ます。熟し(じゅくし)た実は(じつは)種(たね)をのぞいて赤い(あかい)皮(かわ)の部分(ぶぶん)を粉(こな)にしてスパイスとして使い(つかい)ます。

若い(わかい)実は(じつは)緑色(りょくしょく)。丸ごと(まるごと)煮(に)て食べ(たべ)られます。
写真(しゃしん) / MayaN
皮(かわ)は熟す(じゅくす)と赤く(あかく)なり中(ちゅう)から黒い(くろい)種(たね)が出(で)てきます。
写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア
山椒(さんしょう)の若い(わかい)実(み)の佃煮(つくだに)の市販(しはん)の商品(しょうひん)
写真(しゃしん) / MayaN
山椒(さんしょう)の実(み)の佃煮(つくだに)（市販(しはん)）
写真(しゃしん) / MayaN

幹(みき)

棘(とげ)があります。棘(とげ)は枝(えだ)の同じ(おなじ)場所(ばしょ)から2本(ほん)ずつ向かい合っ(むかいあっ)て生え(はえ)ます。
すりこ木(すりこぎ)として使わ(つかわ)れます。

冬芽(とうが)

丸く(まるく)て毛(け)におおわれた小さな(ちいさな)芽(め)です。これが伸び(のび)たら羽(はね)状(じょう)の葉(は)になるとは驚き(おどろき)です。

にっこり顔(かお)の葉(は)痕(こん)の両側(りょうがわ)に、両手(りょうて)を広げ(ひろげ)たような棘(とげ)がある。
写真(しゃしん) / MasakoT
葉(は)痕(こん)のお顔(かお)の形(かたち)が、少し(すこし)違う(ちがう)のもあるね。
写真(しゃしん) / Tamacha
棘(とげ)がないこともある。何だか(なんだか)優し(やさし)そうかも。
写真(しゃしん) / MasakoT
葉(は)がとれたばかりで、にっこり顔(かお)は緑色(りょくしょく)。
写真(しゃしん) / Tamacha

関わり(かかわり)が深い(ふかい)生き物(いきもの)

ミカンの仲間(なかま)には、アゲハチョウの仲間(なかま)がやってきます。幼虫(ようちゅう)は、小さい(ちいさい)ときは鳥(とり)のフンのよう、終齢(しゅうれい)幼虫(ようちゅう)になると緑色(りょくしょく)になり、モリモリ葉(は)を食べ(たべ)ます。
秋(あき)になると、黒い(くろい)実(み)をキジバトやメジロやシジュウカラ類(るい)が食べ(たべ)に来(き)ます。

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