21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

ナガミヒナゲシ

(いろ)鮮やか(あざやか)道端(みちばた)のポピーだけど困り(こまり)ものの外来(がいらい)(しゅ)

  • 鮮やか(あざやか)なオレンジ(しょく)(はな)花弁(はなびら)基本(きほん)(てき)に4(まい)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 越年(えつねん)(そう)タイプはロゼット(じょう)()生葉(いくは)持つ(もつ)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 市街地(しがいち)(なか)でも多く(おおく)()られる。
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 道路(どうろ)(わき)のわずかな隙間(すきま)でも生育(せいいく)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • (きん)(えん)のヒナゲシより果実(かじつ)長い(ながい)(なか)には細かい(こまかい)種子(しゅし)がたくさん詰まっ(つまっ)ている。
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 果実(かじつ)先端(せんたん)にある8(ほん)放射状(ほうしゃじょう)(せん)柱頭(ちゅうとう)残っ(のこっ)たもの。
    写真(しゃしん) / htanaka

  • ()生葉(いくは)(ロゼット)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 田んぼ(たんぼ)(ほとり)生育(せいいく)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 砂利(じゃり)敷か(しか)れた空き地(あきち)でも群生(ぐんせい)
    写真(しゃしん) / htanaka

特徴(とくちょう)

鮮やか(あざやか)なオレンジ(しょく)(はな)が、 (はる)道端(みちばた)目立ち(めだち)ます。 1961(ねん)東京(とうきょう)(はつ)確認(かくにん)され、 (いま)では日本(にっぽん)全国(ぜんこく)()られる帰化(きか)植物(しょくぶつ)です。 また、 (むぎ)栽培(さいばい)伴い(ともない)世界(せかい)各地(かくち)でも分布(ぶんぷ)拡大(かくだい)しています。
6月頃(つきごろ)熟す(じゅくす)果実(かじつ)には、 1つに(やく)1500(つぶ)もの(たね)ができ、 100()くらい果実(かじつ)をつける個体(こたい)もあって、 最大(さいだい)で1個体(こたい)から15(まん)(つぶ)(たね)散布(さんぷ)されて繁殖(はんしょく)(りょく)がとても強い(つよい)のが特徴(とくちょう)です。 根から(ねから)()植物(しょくぶつ)生育(せいいく)妨げる(さまたげる)成分(せいぶん)含ん(ふくん)物質(ぶっしつ)出す(だす)ことから生育(せいいく)場所(ばしょ)独占(どくせん)することもあり、 生態(せいたい)(けい)影響(えいきょう)与える(あたえる)植物(しょくぶつ)として駆除(くじょ)呼び掛け(よびかけ)ている自治体(じちたい)もあります。
  
タイプ : ケシ()(いち)(ねん)(くさ)または越年(えつねん)(そう) 
大き(おおき)さ : (たか)さ15~60cm (はな)直径(ちょっけい)2~5㎝
(はな)時期(じき) : 4~5(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ) : (みち)(わき)空き地(あきち)畑地(はたち)牧草(ぼくそう)()()園地(えんち)など 温暖(おんだん)日当たり(ひあたり)のよい場所(ばしょ)
分布(ぶんぷ) : ヨーロッパ原産(げんさん)帰化(きか)植物(しょくぶつ) 日本(にっぽん)全土(ぜんど) 南北(なんぼく)アメリカ、 アジア、 オセアニア、 (きた)アフリカにも帰化(きか)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

注意(ちゅうい)(てん)

(くき)()折る(おる)()てくる黄色い(きいろい)(しる)でかぶれることがあるので注意(ちゅうい)してください。 。
生育(せいいく)広がる(ひろがる)生態(せいたい)(けい)農作物(のうさくもつ)影響(えいきょう)及ぼす(およぼす)可能(かのう)(せい)がある侵略(しんりゃく)(てき)外来(がいらい)(しゅ)なので、 故意(こい)移動(いどう)拡大(かくだい)(たね)をまく)などをしないようにしましょう。

()られる散歩道(さんぽみち)

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ

21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば) 基本(きほん)情報(じょうほう)