ヤマイタチシダ

(はち)()」に注目(ちゅうもく)しよう

  • 人里(ひとざと)近く(ちかく)林内(りんない)斜面(しゃめん)多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2022.10.29 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)(はす)(じょう)させて()出す(だす)
    写真(しゃしん) / 2022.6.25 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()表面(ひょうめん)暗い(くらい)緑色(りょくしょく)
    光沢(こうたく)がある。
    写真(しゃしん) / 2023.11.1 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 最下(さいか)()(へん)()(じく)接する(せっする)(もと)(しょう)(はね)(へん)一番(いちばん)長い(ながい)
    合わせ(あわせ)(はち)()見える(みえる)
    写真(しゃしん) / 2023.11.1 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(うら)
    フチは裏側(うらがわ)巻く(まく)
    胞子(ほうし)のう(ぐん)円形(えんけい)大きい(おおきい)
    (つつみ)(まく)はCの(かたち)
    写真(しゃしん) / 2023.11.1 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • (はね)(じく)(ちゅう)(あばら)につく鱗片(りんぺん)基部(きぶ)(ふくろ)(じょう)にふくらむ。
    写真(しゃしん) / 2023.11.1 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 小羽(おば)(へん)(さき)
    フチにはっきりとした鋸歯(きょし)がない。
    オオイタチシダモトイタチシダとの区別(くべつ)(てん)
    写真(しゃしん) / 2023.11.1 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)
    黒く(くろく)細い(ほそい)鱗片(りんぺん)多い(おおい)
    鱗片(りんぺん)のフチが薄い(うすい)(いろ)のこともある。
    写真(しゃしん) / 2023.11.1 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(じく)
    鱗片(りんぺん)多め(おおめ)でやや圧着(あっちゃく)してつく。
    鱗片(りんぺん)基部(きぶ)少し(すこし)(ふくろ)(じょう)にふくらむ。
    写真(しゃしん) / 2022.7.18 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 新芽(しんめ)
    イタチの()っぽい??
    写真(しゃしん) / 2023.4.9 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 1(まい)()
    イタチシダ(るい)としては()小さい(ちいさい)
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

特徴(とくちょう)

低地(ていち)林内(りんない)にごく普通(ふつう)()られるシダです。 ()長め(ながめ)三角形(さんかっけい)で、 独特(どくとく)暗い(くらい)緑色(りょくしょく)をしています。 小さな(ちいさな)切れ込み(きれこみ)のフチにはっきりとしたギザギザ(鋸歯(きょし))がないことも特徴(とくちょう)です。
 
()(なが)さ : 30cmくらい
観察(かんさつ)時期(じき) : 一年中(いちねんじゅう)(常緑(じょうりょく)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : (てい)(やま)林内(りんない)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(北海道(ほっかいどう)(渡島(ととう)), 本州(ほんしゅう), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう)), 朝鮮(ちょうせん), 中国(ちゅうごく)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

イヌイワイタチシダ

イワイタチシダ()()(じく)鱗片(りんぺん)大きく(おおきく)開く(ひらく)タイプ。 独立(どくりつ)(しゅ)とされることが多かっ(おおかっ)たですが、 最近(さいきん)遺伝子(いでんし)研究(けんきゅう)でヤマイタチシダに含める(ふくめる)考え(かんがえ)があるため、 これに従って(にしたがって)ここに紹介(しょうかい)します。

  • (はやし)(ゆか)生える(はえる)ことが多い(おおい)
    ()イワイタチシダ岩場(いわば)多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)短く(みじかく)(はす)(じょう)させて()出す(だす)
    ()(はば)広め(ひろめ)でヤマイタチシダに似る(にる)
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • 最下(さいか)()(へん)
    ()(じく)接する(せっする)(もと)(しょう)(はね)(へん)一番(いちばん)長い(ながい)
    ()(じく)鱗片(りんぺん)大きく(おおきく)開い(ひらい)ている。
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • 小羽(おば)(へん)
    フチは裏側(うらがわ)巻く(まく)
    (さき)のフチの鋸歯(きょし)不明瞭(ふめいりょう)
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • ()(うら)
    胞子(ほうし)のう(ぐん)円形(えんけい)大きめ(おおきめ)
    (つつみ)(まく)はCの(かたち)
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)には黒く(くろく)細い(ほそい)鱗片(りんぺん)多い(おおい)
    ここの鱗片(りんぺん)はあまり開か(ひらか)ないことも多い(おおい)
    基部(きぶ)鱗片(りんぺん)イワイタチシダより長い(ながい)傾向(けいこう)がある。
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • ()(じく)
    鱗片(りんぺん)反り返る(そりかえる)ように大きく(おおきく)開く(ひらく)
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のう1つを壊し(こわし)たもの。
    イヌイワイタチシダは()融合(ゆうごう)生殖(せいしょく)という繁殖(はんしょく)方法(ほうほう)をとっているので胞子(ほうし)(すう)は32()。 イワイタチシダは有性(ゆうせい)生殖(せいしょく)なので2(ばい)の64()となる。
    写真(しゃしん) / S.Ikeda