高さは6mくらいに大きくなりますが、 枝をシカの角のような形に伸ばし、 横にも広がります。

オオカメノキ
花 実 冬芽 葉 一年中ラブリー♡

特徴
カメの甲羅のような大きな丸い葉、 白い装飾花とともに咲く花、 鳥たちへ存在をアピールする赤い実、 バンザイしている冬芽などなど、 森の中で目をひく要素満載の木です。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
丸くて大きな葉で、 つけ根のところがキュッと内側にくぼみ、 丸いけれどもハート型のような形です。 葉脈はほぼ平行に並び、 縁には細かいギザギザがあります。
花
春、 まだ小さな1対の葉とともに花芽が伸び、 ガクアジサイのような花が咲きます。 周りに並ぶ装飾花は5枚の花びらに見えますが、 よく見ると1枚につながっています。
実
丸い実がたくさん集まってつきます。 寒さの深まりとともに、 黄緑色、 赤色、 黒色と熟していきます。 実の中には1つずつ種が入っています。
幹・枝
暗い灰色をした幹です。 若い枝には縦の筋とポツポツの皮目があります。 枝の分かれ方がシカの角のような形で、 横に伸びていくのが特徴です。
冬芽・葉痕
プクッと丸い花芽の両脇に葉芽がつき、 バンザイしているような形なのが特徴です。 ウサちゃんという見方も。
葉芽だけのものもあります。 葉痕の維管束痕は3こでお顔に見え、 短枝にはお顔が並びます。
幼木
地面近くでも2枚の葉をいっぱいに広げています。 先へと伸びる枝と葉はいきなり小さくなっていて不思議〜。
名前の由来
大きな丸い葉の形が亀の甲羅のようなので、 オオカメノキと呼ばれるようになりました。 「ムシカリ」という別名もあり、 葉がよく虫に食われることから「虫食われ」、 転じて「ムシカリ」となったようです。
体験・遊び
冬芽界隈では大人気(?)のオオカメノキ。 いろいろなポーズやお顔が発見できます。 観察してみましょう。