冬にたくさん積もる雪の重みに耐えるため、 地をはうような半球形の樹形になります。
ユキツバキ
雪国を生き抜くツバキ
特徴
雪の多い日本海側に分布するツバキで、 新潟県の木にも制定されています。 しなやかな枝は、 雪の重みで倒れても折れにくく、 氷点下にはならない雪に埋もれることで寒さから身を守ります。 雄しべの柄が黄色で、 ヤブツバキと区別できます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
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| 見頃 |
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| 花 |
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| 葉 |
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| 実 |
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高さ
低木 (1〜5m)
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花の性別
雌雄異株
両性花
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分布東北から北陸の日本海側の多雪地帯 |
生息地落葉樹林の林下 |
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分布東北から北陸の日本海側の多雪地帯 |
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生息地落葉樹林の林下 |
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学名Camellia rusticana |
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樹形
葉
互生につきます。 葉の厚みはヤブツバキより薄く、 縁のギザギザはヤブツバキより鋭くとがります。
花
雪が解け始めたころから、 枝先に一重の赤い花をつけます。 花はヤブツバキよりも開きる感じになります。
花びらの厚みはヤブツバキより薄く、 雄しべの軸はオレンジ色がかった黄色であることが特徴です。
実
ほぼ球形ですが、 ヤブツバキより細長い実です。 実がなることは稀です。
幹・枝
新しい枝は茶色ですが、 太い枝や幹は灰色がかった明るい茶色です。 雪の重みに耐えるため、 柔軟性があります。 地面に接した枝からは根が出ることがあります。
冬芽・葉痕
先のとがった黄緑色の芽です。 花芽はぷっくりと丸みがあります。 葉痕の維管束痕は1つです。
人との関わり
枝がとてもしなやかで柔らかいので、 柴木などをまとめて縛るために利用されていました。
名前の由来
雪の多い地域に生えることが名前の由来となりました。
名前から、 雪の中に花が咲いているイメージがありますが、 花は雪がとけはじめた時期から咲き始めます。
性格
ユキツバキは赤い花をたくさん咲かせ、 華やかなだけではありません。 冬は積もる雪の重みにしなやかな枝で耐え、 緑の葉を元気に保ちます。 雪が解けると雪の重みで曲がっていた枝を起こし、 さらに新しい枝を伸ばしていきます。 その生命力あふれる姿は今日も、 新潟県民に共感を与え、 励まし続けています。
体験・遊び
葉っぱを丸め、 その先を少しつぶし、 口にくわえて笛をつくって吹いてみましょう。 どんな音が鳴るかな?
葉っぱに切り込みを入れ、 ちっちゃなサンダルをつくることもできます。
関わりが深い生き物
花には鳥ではなく虫がやって来ることによって、 受粉の手伝いをしてもらいます。 虫を呼ぶために、 雄しべの軸が黄色なのです。
この木に会える場所
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