地面をはって広がるのが特徴です。 「はう」といっても地面にぴったりついているのではなく、 地面に近いところで横に枝を伸ばしています。
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特徴
日本海側などの雪の多いところに適応するため、 地をはうように広がって生えます。 ふつうのイヌツゲは高さ2m以上に育ちますが、 ハイイヌツゲは1mくらいにしかなりません。 「ツゲ」と名前につきますが、 ツゲ科のツゲとは違い、 モチノキ科の植物です。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
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| 見頃 |
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| 花 |
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| 葉 |
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| 実 |
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高さ
低木 (0.3~1m)
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花の性別
雌雄異株
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分布北海道・本州(東北地方及び中部~中国地方の日本海側) |
生息地山地 |
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分布北海道・本州(東北地方及び中部~中国地方の日本海側) |
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生息地山地 |
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学名Ilex crenata Thunb. var. radicans |
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樹形
葉
小さな葉が互生にずらりと並びます。 縁には浅いギザギザがあり、 つるつるとして光沢があります。
花
雄の木に雄花が、 雌の木に雌花が咲きます。 どちらもクリーム色のとても小さな花です。 雄花には、 4枚の花びらと雄しべが4個、 雌花には、 雌しべ1個と退化した雄しべが4個あります。 雄花は房になって2〜3個ずつつき、 雌花は1つずつつきます。
実
小さな丸い玉の形で、 熟すと黒くなります。
幹・枝
プツプツとした皮目が多く、 灰色っぽい枝です。 新しい枝は緑色で細かい毛があります。
冬芽・葉痕
少しだけ赤みを帯びますが、 ポチッと小さくて目立たない芽です。
名前の由来
雪の多い場所に適応して、 はうように生えるイヌツゲの仲間ということで「ハイイヌツゲ」という名前がつきました。
性格
ふつうのイヌツゲは高さ5〜6mにもなりますが、 雪の多いところで生きるハイイヌツゲは1mくらい。 地面の近くで暮らしています。 雪が積もっても、 しなやかな枝で身を低くし、 雪にうもれてじっと雪解けを待ちます。 小さい方がいいんです。
