落葉小高木で、 こんもりとした株立になることが多く、 高さは6mほどになります。
この木を 親友 に登録
マイページの樹木帳に親友マーク が付きます。
特徴
春にガクアジサイのような白い花を咲かせる低木です。 花の周りに大きな白い装飾花がぐるりと咲き、 後から真ん中に集まる小さい花が咲きます。
葉はモミジのような形をしています。 秋には赤い実を見ることができます。
みんなの投稿
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 見頃 |
|
|
|
|||||||||
| 花 |
|
|
|
|||||||||
| 葉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
||||
| 実 |
|
|
||||||||||
高さ
小高木 (5~10m)
|
花の性別
両性花
|
|||||||||||
分布南千島・北海道・本州(中部以北で西武では稀) |
生息地山地の林内 |
|||||||||||
分布南千島・北海道・本州(中部以北で西武では稀) |
||||||||||||
生息地山地の林内 |
||||||||||||
学名Viburnum opulus |
||||||||||||
樹形
葉
対生で、 カエデのように分裂した葉です。 分かれた葉の先の方にギザギザがあるのが特徴ですが、 ギザギザがない葉もあります。
葉の付け根には、 密を出すポチッとした腺点があります。
花
中心に小さな花が集まり、 その周りに白い花が飾りのようについています。 ガクアジサイに似ていますが、 装飾花も中心の花も密に並びます。
実
秋になると小さな赤い実をたくさんつけます。 熟しても苦味が強く、 鳥たちにも不人気かも。 葉が落ちても赤い実だけが枝にたわわに残ります。
幹・枝
暗い灰色がかった茶色で、 コルク質の厚い樹皮です。 若い枝は緑色で、 成長すると赤みを帯びます。 古くなると縦に裂けます
冬芽・葉痕
黒っぽい赤い色の芽です。 芽鱗は1枚につながり、 帽子のようにスポッととれる形をしています。 帽子をスポッと脱いでも中にも帽子をかぶっていて、 それはベトベトしています。 葉痕の維管束痕は3つでお顔に見えます。
人との関わり
丈夫な繊維質は柔らかくしてほぐし、 歯ブラシのように使う「ふさようじ」に、 材は器具材として使われます。 枝葉は薬としても利用されます。 乾燥させたものを煎じて飲むと、 神経痛やリウマチ、 整腸に、 蒸したものは切り傷、 打撲、 止血に役立ちます。
名前の由来
止血剤、 打撲や捻挫、 神経痛などに効く薬となり、 人の健康のために「肝要な木」であることから、 カンボクという名前がついたといわれています。
その他の情報
枝や葉柄、 花柄に毛があるものを「ケカンボク」とよびます。 観賞用に栽培されている「テマリカンボク」には両性花がなく、 多数の装飾花が集まってボール状になり、 手毬のように見えます。
性格
暑さには弱く、 涼しいところが好きです。 開けた林の中や、 林縁のような明るいところも好き。 でも大切なのは湿り気です。 強風で枝ぶりが乱れたりしても、 積雪にも耐えて前向きに生きていけます。
