安行小学校

ホオノキ

特大の葉っぱは食器として使われた

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特徴

特大の葉は古代人が食べ物をのせたり、 つつんだりするのに使いました。 今でも朴葉みそ、 朴葉飯、 朴葉寿司などホオノキの葉を使ったお料理は沢山あります。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

成長すると高さ30mにもなります。

  • 大きな葉が目立つ木
    写真 / MayaN

  • 豪雪地帯でののびのびと生きるホオノキ。 寒いのは苦手ではない。
    写真 / MayaN

特大の葉っぱは、 長さが30cmを越えます。 香りがあり、 殺菌作用があるため食材を包むのに使われてきました。

  • 葉は車輪形につく
    写真 / MayaN

  • 大きな葉はお面にして遊べる
    写真 / MayaN

  • 葉のうらは、 白っぽい
    写真 / MayaN

大きな花は、 木の高いところで上向きに咲くことが多く見逃してしまうことが多いです。
ぜひ見つけてください。
花は強い香りを放ち虫を呼びますが、 蜜は出さず花粉を虫の食べ物として差し出します。

  • 大きな花は木の高いところで上向きに咲く。 ホオノキの花の寿命は短く2日だけ。
    写真 / MasakoT

  • 花びらが何枚か落ちた終わりかけの花。
    写真 / MayaN

大きな実は秋になると赤く色づき垂れ下がります。
熟すと、 中から糸のついた真っ赤な種が出てきます。

  • 赤く熟した実。 だんだん垂れ下がっていく。
    写真 / MayaN

  • 赤くなる前の実
    写真 / MasakoT

  • 種が出たあとの実。 樹の下に沢山あちて落ちているが見つかる。
    写真 / MayaN

幹・枝

樹皮は、 白っぽく滑らか。

  • 比較的若い木の樹皮はなめらか
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

特大の冬芽です。 特に先端の冬芽は親指ほどの大きさにもなります。

  • 茶色い帽子をすっぽりかぶった冬芽。 葉痕は半円形。
    写真 / MasakoT

  • 春になると冬芽をつつむ皮がむける
    写真 / MasakoT

  • 新芽は、 1枚1枚丁寧に鱗片葉に包まれている
    写真 / MasakoT

  • 冬芽は夏のうちから大きくなっている
    写真 / MayaN

人との関わり

大きな葉が料理の器や包みとして使われます。
また木材は緑色を帯びていて硬く、 水に強く、 ヤニが少ないなどの性質から下駄の歯やまな板、 和包丁、 日本刀の鞘などに様々なものに使われてきました。

名前の由来

葉でものをつつんだことから「包む木」→「包(ホウ)の木」となったという説があります。

その他の情報

ホオノキは、 1億年以上前の化石から見つかっており花を咲かせる植物「被子植物」の中で、 最も原始的なグループの一つとして知られています。

関わりが深い生き物

花に蜜はありませんが、 香りに誘われて、 甲虫などがやって来て花粉を食べます。 上向きに咲く大きな花は甲虫がとまりやすいのでしょう。
赤い実を食べにカラスやヤマガラなどがやってきます。

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