ロウバイ

ロウバイの本家(ほんけ)

ロウバイの特徴(とくちょう)

香り(かおり)強い(つよい)黄色い(きいろい)(はな)真冬(まふゆ)咲かせ(さかせ)ます。(はな)中心(ちゅうしん)濃い(こい)赤色(あかいろ)です。
園芸(えんげい)品種(ひんしゅ)のソシンロウバイの(ほう)華やか(はなやか)なのでたくさん植え(うえ)られていますが、こちらが本来(ほんらい)のロウバイになります。
日本(にっぽん)には()水尾(みずお)(ごすいお)天皇(てんのう)在位(ざいい)1611~1629(ねん))の時代(じだい)渡来(とらい)しました。

みんなの投稿(とうこう)

()(がた)

落葉(らくよう)低木(ていぼく)(じゅ)(ひと)よりやや高い(たかい)くらいの(たか)さ(2~5m)になります。

  • 撮影(さつえい) 庭木(にわき)図鑑(ずかん)

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対生(たいせい)((くき)に2(まい)ずつ向かい合っ(むかいあっ)()付く(つく))です。
()(たまご)(がた)または(ちょう)楕円(だえん)(がた)をしています。先端(せんたん)尖り(とがり)ふちにギザギザはなく、表面(ひょうめん)はざらついています。

  • 撮影(さつえい) 庭木(にわき)図鑑(ずかん)

(はな)

1~2月頃(つきごろ)香り(かおり)のある黄色い(きいろい)(はな)をつけます。
ソシンソウバイよりもがやや小さく(ちいさく)(はな)((はな)()(かた))の内側(うちがわ)(くら)褐色(かっしょく)なのが特徴(とくちょう)です

  • (はな)((はな)()(かた))の内側(うちがわ)濃い(こい)赤色(あかいろ)
    2022.1.28 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() / 撮影(さつえい) MasakoT

  • (はな)はソシンソウバイよりもやや小さい(ちいさい)
    2022.1.28 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() / 撮影(さつえい) MasakoT

  • 香り(かおり)のある黄色い(きいろい)(はな)
    2022.1.28 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() (いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) / 撮影(さつえい) MayaN

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(じつ)((にせ)(はて))の表面(ひょうめん)()表面(ひょうめん)のような質感(しつかん)になります。先端(せんたん)には(はな)咲い(さい)(のち)(雄しべ(おしべ)など)が残り(のこり)(なか)には5~20()のかたい(じつ)(そう(はて))が入っ(はいっ)ています。

  • ()表面(ひょうめん)のような質感(しつかん)
    2020.10.4 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() / 撮影(さつえい) MayaN

  • 先端(せんたん)には(はな)咲い(さい)(のち)(雄しべ(おしべ)など)が残る(のこる)
    2022.2.27 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() (いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) / 撮影(さつえい) MayaN

  • 5~20()のかたい(じつ)(そう(はて))が入っ(はいっ)ている
    2022.2.27 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() (いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) / 撮影(さつえい) MayaN

  • 2022.1.28 / 千葉(ちば)()若葉(わかば)() (いずみ)自然(しぜん)公園(こうえん) / 撮影(さつえい) MayaN

(みき)

(はい)褐色(かっしょく)(みき)小さな(ちいさな)(かわ)()(ヒメ)が(たて)断続(だんぞく)(てき)並ん(ならん)でいます。

  • 撮影(さつえい) 庭木(にわき)図鑑(ずかん)

冬芽(とうが)

対生(たいせい)((くき)に2(まい)ずつ向かい合っ(むかいあっ)()付く(つく))です。(たまご)(がた)をしています。
花芽(かが)はほぼ球形(きゅうけい)近く(ちかく)、どちらの()にも()生え(はえ)ています。

  • (たまご)(がた)をしている
    2021.2.18 / 千葉(ちば)()中央(ちゅうおう)() 青葉(あおば)(もり)公園(こうえん) / 撮影(さつえい) MasakoT

  • 2021.2.12 / 東京(とうきょう)()文京(ぶんきょう)() 小石川(こいしかわ)植物(しょくぶつ)(えん)

(ひと)との関わり(かかわり)

ウメを好む(このむ)中国(ちゅうごく)ではロウバイも愛さ(あいさ)れており、文人(ぶんじん)()では(ゆき)降る(ふる)時期(じき)咲く(さく)ウメ、ロウバイ、スイセン、サザンカを(ゆき)(ちゅう)(よん)(とも)(せっちゅうしゆう)と呼び(よび)(ふゆ)代表(だいひょう)(てき)画材(がざい)にしました。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

中国(ちゅうごく)(めい)である「蠟梅」を音読み(おんよみ)したことからきていると言わ(いわ)れています。
「蠟梅」の「(うめ)(うめ)」の由来(ゆらい)は、中国(ちゅうごく)(はな)()(かふ)などによると、ロウバイはウメではないがウメと(どう)時期(じき)咲く(さく)ことからであり、「蠟」は蜜蝋(みつろう)()(はな)(いろ)から()ていると言わ(いわ)れています。また、臘月(ろうげつ)(旧暦(きゅうれき)12(つき))に咲く(さく)ことから「蠟」という()()たという(せつ)もあります。