ガクアジサイ

元祖(がんそ)アジサイ

木(き)の自己(じこ)紹介(しょうかい)
樹木(じゅもく)クイズ

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特徴(とくちょう)

梅雨(つゆ)時(じ)に可愛い(かわいい)花(はな)をさかせますが、花びら(はなびら)に見え(みえ)ているのはガクで、本当(ほんとう)の花(はな)は真ん中(まんなか)にかたまっている小さな(ちいさな)花(はな)です。花(はな)（ガク）の色(いろ)はリトマス試験紙(りとますしけんし)と反対(はんたい)で、酸性(さんせい)の土(ど)なら青(あお)、アルカリなら赤(あか)。知ら(しら)ない人(ひと)が割(わり)といますが、葉(は)は毒(どく)で食べ(たべ)てはいけません。

以下(いか)の情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)を基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの差(さ)があります。

樹(き)形(がた)

ガクアジサイは低木(ていぼく)で、太い(ふとい)幹(みき)にはならず、下(した)から新しい(あたらしい)枝(えだ)を出し(だし)て、数(すう)年(ねん)たった古い(ふるい)枝(えだ)と交代(こうたい)していきます。

根元(ねもと)から横(よこ)へ広がる(ひろがる)樹(き)形(がた)
写真(しゃしん) / MayaN

葉(は)

対生(たいせい)（同じ(おなじ)場所(ばしょ)から2枚(まい)ずつ葉(は)がつく）です。
葉(は)は光沢(こうたく)があり、てかてかしています。触る(さわる)と冷たい(つめたい)感触(かんしょく)です。

みずみずしい新(しん)葉(は)
写真(しゃしん) / MasakoT
晩秋(ばんしゅう)の葉っぱ(はっぱ)の様子(ようす)
写真(しゃしん) / MasakoT

花(はな)

本当(ほんとう)の花(はな)は中心(ちゅうしん)に集まる(あつまる)小さな(ちいさな)花(はな)です。虫(むし)たちに来(き)てもらえるように、小さな(ちいさな)花(はな)のまわりに大きな(おおきな)装飾(そうしょく)花(はな)をつけてアピールしています。装飾(そうしょく)花(はな)の、花びら(はなびら)に見える(みえる)ところはガクで、花びら(はなびら)ではありません。
花(はな)（ガク）の色(いろ)はリトマス試験紙(りとますしけんし)と反対(はんたい)で、酸性(さんせい)の土(ど)なら青(あお)、アルカリなら赤(あか)になります。

周り(まわり)の花(はな)は装飾(そうしょく)花(はな)
写真(しゃしん) / MayaN
中心(ちゅうしん)部(ぶ)にある小さな(ちいさな)花(はな)が集まっ(あつまっ)て咲く(さく)
写真(しゃしん) / MayaN
花(はな)が終わる(おわる)と、虫(むし)たちへの看板(かんばん)の役目(やくめ)の装飾(そうしょく)花(はな)をふせて、店じまい(みせじまい)します
写真(しゃしん) / MayaN
アジサイの色(いろ)はリトマス試験紙(りとますしけんし)と反対(はんたい)

実(み)

つの2本(ほん)の小さな(ちいさな)実(み)がなります。

中心(ちゅうしん)にある緑(みどり)の若い(わかい)実(み)
写真(しゃしん) / MayaN

幹(みき)

中(なか)に白い(しろい)スポンジのような髄(ずい)があり、そこはやがて空洞(くうどう)になります。枝(えだ)を早く(はやく)太く(ふとく)大きく(おおきく)したいので、安普請(やすぶしん)なのですが、中(なか)が無く(なく)てもパイプのようにわりと強度(きょうど)があります。

白い(しろい)髄(ずい)はやがてなくなり、空洞(くうどう)になります
写真(しゃしん) / minaei

冬芽(とうが)

赤(あか)紫色(むらさきいろ)の芽(め)は、裸(はだか)の2枚(まい)の葉(は)がぴちっと合わさっ(あわさっ)たように閉じ(とじ)ています。葉(は)が取れ(とれ)た痕(あと)はハート形(がた)で色白(いろじろ)のお顔(かお)のようです。

2枚(まい)の葉(は)が合わさっ(あわさっ)たように閉じ(とじ)ている。
目と(もくと)口(ぐち)に見える(みえる)のは維管束(たば)痕(こん)。
写真(しゃしん) / Tamacha
枝(えだ)の下(した)の方(ほう)にも素朴(そぼく)なお顔(かお)が。
写真(しゃしん) / Tamacha
おとぼけ顔(がお)の葉(は)痕(こん)が縦(たて)に並ぶ(ならぶ)。
写真(しゃしん) / MayaN
芽(め)は背中合わせ(せなかあわせ)についている。
写真(しゃしん) / Tamacha