筑波実験植物園

サイカチ

トゲトゲの木

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特徴

驚くほどトゲトゲの幹です。 棘にさらに棘が生えています。
危なく見える木ですが、 実は人の生活にとても役立つ木でした。 実の鞘からは石鹸や薬が作られました。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ20m直径1mほどの大木になります。

  • 大木になり、 幹も太い
    写真 / MayaN

  • 旺盛に枝を伸ばす若木
    写真 / MayaN

  • 街の中にある大木
    写真 / Tamacha

小さな葉が向かい合って6〜12対並び、 セットで1枚の葉になっています。 長い枝には、 そのセットがまた4~8対ついて1枚の葉になっていることがあります。

  • 1枚の葉の頂点には小さな葉はない
    写真 / MayaN

  • いつもジャンケンで「チョキ」を出している
    写真 / MayaN

  • 明るい色の葉がたくさん出ている春
    写真 / Tamacha

春、 枝先に花の枝を出し、 小さな淡い黄緑色の花をたくさんつけます。
花は雄花、 雌花、 両性の花(両性花)があります。 雄花はやや小さく、 花の柄の1か所に集まって咲きます。 雌花や両性花は少しまばらにつきます。

  • 花弁は4枚で毛がある
    写真 / Tamacha

  • 丸いつぼみと花
    写真 / Tamacha

  • 枝から花の房が下がっている
    写真 / Tamacha

  • 花が終わり、 豆のさやができ始めている
    写真 / Tamacha

長さが20~30㎝になる豆がなります。 扁平でねじれ表面に毛はありません。 10~11月に熟すと黄色から濃い紫色になり中には長さ1㎝黒褐色の種子が10~25個入っています。

  • 枝に残り、 熟した実。 さやの中に豆(種子)が入っている
    写真 / Tamacha

  • 下に落ちて集まっている実。 手に持って振るとシャカシャカ音がする
    写真 / Tamacha

  • 若い実
    写真 / MayaN

幹・枝

触るのには注意しましょう!枝にも幹にも鋭い棘があります。
幹は黒褐色~灰褐色でいぼ状の皮目が多く、 老木では縦にも裂け目が入ります。 枝や幹にあるトゲは枝が変形したもので、 「トゲからトゲ」と分岐を繰り返し、 トゲだけの枝のようになります。

  • トゲからトゲ
    写真 / MasakoT

  • すべすべのところは安全
    写真 / MayaN

  • 枝なのか?トゲなのか?
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

半球形で小さな芽です。 芽鱗は4~6枚あり、 毛はありません。 葉痕の維管束痕は3こで、 お顔に見えます。

  • 大きなトゲの下の芽とかわいいお顔
    写真 / Tamacha

  • 冠のような冬芽
    写真 / MasakoT

  • 細い枝先の芽
    写真 / MayaN

人との関わり

種子はサボニンという成分を含み薬に利用されます。

名前の由来

種が漢方薬に使われ、 その漢方薬の名前である「皀角子(そうかくし)」が「西海子(さいかし)」に転じて「サイカチ」になったと言われています。

関わりが深い生き物

サイカチマメゾウムシという甲虫がさやの中に産卵し、 生まれた幼虫が豆の皮を食い破って中身を食べます。 落ちたサイカチの種を食べ進もうとしているところで、 大雨などによって種が水分を吸うと、 幼虫は生きられず、 種は発芽できるということがわかっています。
樹液にカブトムシがやってくることから、 カブトムシのことをサイカチムシと呼ぶ地域があるようです。

  • サイカチマメゾウムシ
    写真 / Tamacha

  • サイカチマメゾウムシ
    写真 / MasakoT

  • サイカチマメゾウムシが出た豆
    写真 / MasakoT

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