独特の木の形です。ヤシの仲間の木とよく似ていますが、全く違う種類の木です。太い幹に直接大きくて硬い葉がついています。


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ソテツの特徴
花が咲く種子植物の中ではイチョウと並んで最も原始的な植物で、精子で受精します。
野生では九州南部や沖縄地方に生えていた植物ですが、独特な木の形が好まれて、庭や小学校の校庭などによく植えられています。
<動画:西川昭三先生のお話>
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
幹の先に話になって羽根状の葉がつきます。
大きな硬い葉で長さが50cm以上。時に2mにもなるものもあります。
花
雄の木と雌の木があります。太い幹の上に独特の大きな花が咲きます。
雄花には甘い香りがあります。ソテツはこの香りで虫を呼び受粉を手伝ってもらっているという説もあります。
実
幹の上に赤い皮につつまれた大きな種(長さ約4cm)が実ります。
種は有毒です。
幹
幹肌には葉が落ちた跡が模様となって残っています。
人との関わり
幹や種子は猛毒を含みますが、飢饉(ききん)の際には水にさらして毒抜きの処理をして食べられました。
名前の由来
弱った時に根元に釘などを埋め込むと蘇ることから「鉄で蘇る(よみがえる)」→「蘇鉄(そてつ)」と呼ばれるようになったといわれています。
関わりが深い生き物
南国のシジミチョウ、クロマダラソテツシジミがやってきます。分散力が強く、夏~秋、関東でも見られることがあります。幼虫はソテツの新芽や若葉を食べ、葉を茶色くします。
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