打瀬小学校

タイサンボク

高貴な白い花をさかせる北アメリカのモクレン

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特徴

初夏に大きな白い花を咲かせます。
北アメリカからやってきたモクレンの仲間の木です。
アメリカ合衆国南部のミシシッピ州とルイジアナ州の州花になっています。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

大きなクリーム色の花を咲かせます。
高さが20mにもなる大きな木ですが、 日本の公園などでは、 ある程度小さく刈り込まれていることが多いです。

  • 写真 / MayaN

大きくて光沢のある葉です。 裏面は、 赤茶色の毛がびっしりと生えていて全然違う色です。

  • 葉の表には光沢がある
    写真 / MayaN

  • 葉の裏には赤茶色の毛がびっしりと生えて、 茶色く見える
    写真 / MayaN

クリーム色の大きな花が上向きに咲きます。
背の高い木の上の方に咲くことが多いので、 花をじっくり見るなら双眼鏡で見ることをおすすめします。
花びらのような花被片(かひへん)は9枚です。

  • 咲き始めの花
    中心部のかぎ状になっているのが雌しべ、 その下にあるのが雄しべ
    写真 / MayaN

  • 咲き終わりの花
    雄しべが下からボロボロ落ちて花びらに積もる
    写真 / MayaN

茶色く熟した実は小さな袋の集まりです。
それぞれの袋から真っ赤な種が2個ずつ出てきます。

  • 写真 / 庭木図鑑植木ペディア

冬芽・葉痕

たくさんの毛につつまれた芽です。 葉芽は細く尖り、 花芽には丸みがあります。

  • 若い枝と芽にはたくさんの毛がある
    写真 / MasakoT

  • 枝と同じ色のツンと尖った芽
    写真 / MasakoT

  • 花芽は白っぽい毛に包まれている
    写真 / Tamacha

名前の由来

日本にはいってきたのは明治6年。 その時に大きな花と堂々とした木の姿から「大山木」⇒「泰山木(タイサンボク)」と名付けられました。

関わりが深い生き物

香りのある白い大きな花には、 甲虫、 ハチ、 ハエなどが訪れ、 受粉の手伝いをします。
実を食べにヒヨドリなどがやって来ます。
ミカドアゲハの食樹。

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