打瀬小学校

ハナゾノツクバネウツギ

ハチミツの香りの花園

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特徴

アベリアとも呼ばれています。
何か月も白い花が細い枝にたくさん咲いて、 公園や街を明るくします。 花の香りはハチミツ特有の少しくせのある香りです。 この香りにさそわれて、 たくさんの虫がやってきます。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ2mほどまで大きくなります。 ワイルドに枝をびょんびょんとのばし、 たくさんの花を咲かせます。
すぐに形が崩れるので、 きっちりとした形をめざしている生垣には向かないのですが、 よく植えられています。

  • 丁寧な刈り込みで比較的まとまった時の樹形
    写真 / NaokiK

  • まめに刈り込まないとわさ~と枝を伸ばしてワイルドな樹形になる。
    写真 / MayaN

2~5㎝のツヤのある葉っぱで、 枝から2枚ずつ出ます。 先が細くなった卵形であらいギザギザがあります。

  • 赤い枝と対生の小さな葉が特徴
    写真 / MasakoT

  • 葉の裏の主脈のあたりに短い毛がある
    写真 / MayaN

  • ツヤがあり明るい雰囲気にする
    写真 / NaokiK

  • 葉の付き方が90度回転し、 十文字になることもある
    写真 / MayaN

  • 斑入りの種類もある
    写真 / MayaN

春から秋の長期にわたり、 ラッパ形の花が入れ替わり立ち代わりたくさん咲きます。 少しつん!としたハチミツような香りがします。

  • 白い花が束になって枝の先の方に咲くので小さなブーケのよう。
    写真 / NaokiK

  • 赤い萼がチャームポイント。 これが名前の由来にもなった。
    写真 / EijiI

  • 似た種類と違い、 花冠の内側に網目模様が無い
    写真 / MayaN

中国原産のアベリア・シネンシスとアベリア・ユニフローラを掛け合わせた栽培品種で実はなりません。

幹・枝

1年目の枝は日向に向かって真っすぐ枝を出し、 垂れ下がります。 2年目からは骨のように白く固くなりますが、 太くなる木ではありません。

  • 白っぽい樹皮
    写真 / minaei

  • 釣り竿のように伸びる枝
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

花芽は丸くて小っちゃな粒です。 枝の先の方によく付きます。

  • 小っちゃな粒状の花芽が枝先によく付く
    写真 / minaei

  • 側芽の小さな葉痕のお顔は、 静かにこっちを見ているよ
    写真 / Tamacha

  • 対生だから、 芽は背中合わせについている
    写真 / Tamacha

人との関わり

花の少ない夏の花としても植えられ、 街を彩ってくれます。

  • 春から秋までず~と咲き続ける
    写真 / MayaN

名前の由来

「ツクバネ」と付くのは、 花が落ちた後に残った「がく」が衝羽根(つくばね=お正月にやる羽根つきの羽子)に似ていることに由ります。

  • 花が落ちた後の「がく」
    写真 / minaei

性格

温かい場所ではどんどん枝を出します。 こつこつ積み重ねて枝を太くすることはせず、 そこそこ枝を使ったら、 新しい枝に交代させるタイプです。

  • 日向が好きな木で日影で刈り込むと光が当たる上の枝だけが密になる
    写真 / minaei

体験・遊び

花に集まる虫たちを観察しましょう!春、 夏、 秋と花の時期が長いので、 来る虫たちも様々です。 花の香りもかいでみて!「虫目線」で花を見てみましょう。

  • 花の香りはどんな香り?
    写真 / MayaN

関わりが深い生き物

花は街中に住む虫たちのレストラン。 チョウ、 甲虫、 ハチなどいろいろな虫たちがやって来ます。 クマバチは花に穴をあけて蜜だけを盗みます。

  • 秋になると増えるイチモンジセセリ。
    写真 / MasakoT

  • 花粉と蜜を食べにやって来たシロテンハナムグリ。
    写真 / MasakoT

  • 花に穴をあけて蜜を盗むクマバチ。
    写真 / MasakoT

  • 花に穴をあけて蜜を盗むコマルハナバチ。
    写真 / MasakoT

執筆協力 : 岩谷美苗

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