林の中の光の当たりにくい場所に生えます。
ヒサカキ
冬の初め、 黒い実がたくさん実る神聖な木
特徴
真冬に真っ黒な実がたくさん実ります。
早春に咲く白い花は可愛らしいのですが、 独特な匂いがします。
多くの地方で神聖な木(榊 : さかき)とされ、 神事に使われてきました。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
枝に交互につき、 厚みと光沢があります。 葉の縁(ふち)はギザギザが目立ちます。
花
雄花と雌花が別々の木に咲きます。
排気ガスのような匂い(人によって感じ方はさまざま)がします。 この匂いで虫を呼び受粉を手伝ってもらっています。
実
雌木(めぎ)には黒い実がたわわになります。
鳥がよく食べにきます。
幹・枝
濃い褐色からグレー。 森の中では赤味が目立つ木が多いです。
名前の由来
サカキより小さいから姫榊、 サカキではない非榊などなどと名の由来は諸説あるようです。
性格
サカキより寒さに強いのでお供えされているのはヒサカキの方が多いと思います。 春の花の匂いは独特で「ガス漏れしてる!」と通報されることもあるそうです。 近所で「塩ラーメン食べてるんだ。 」とか、 「漬物をつけてるんだ。 」と思っていた人もいるようで、 何かとお騒がせな木なのです。 普段地味な子が、 たまーに大胆な行動をする感じです。 匂いが似ている仲間がいて、 冬の異臭騒ぎはヒサカキでなくハマヒサカキの花の仕業もしれません。
体験・遊び
早春から春に花が咲くので、 匂いを嗅いでどんな匂いか例えてみましょう。 ガス臭と言われていますが、 塩ラーメンの匂いとか、 漬け物と言う人もいます。 小学生男子が「動物園の匂い」と言うので確認してみたらゾウ舎のような匂いが確かにしました。 確認してみるのも楽しいですよ。
関わりが深い生き物
早春、 花の蜜と花粉をもとめて、 ハナアブやハエの仲間がやって来ます。
ホタルガ(蛾)は1年に2回現われ、 冬でも葉裏で幼虫の姿を見ることができます。
黒い実はメジロなど鳥たちの好物。
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