コムラサキ

()にもあざやかな(むらさき)()

特徴(とくちょう)

(あき)、 たわわに実る(みのる)紫色(むらさきいろ)実は(じつは)美しく(うつくしく)葉っぱ(はっぱ)落ちる(おちる)とさらに目立ち(めだち)ます。 (はる)咲く(さく)うす紫色(むらさきいろ)(はな)可愛い(かわいい)です。 (はな)()がたくさん付い(つい)見栄え(みばえ)良い(よい)ので、 庭園(ていえん)では「ムラサキシキブ」と言わ(いわ)れながら植え(うえ)られているコムラサキをよく()にします。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(たか)さも(はば)も2メートルほどになります。 根元(ねもと)から(みき)がいくつも()()て、 こんもりした(かぶ)立ち(たち)(じょう)になります。

  • (かぶ)立ち(たち)(じょう)でたくさんの(えだ)出す(だす)
    写真(しゃしん) / 2020.6.29 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 長く(ながく)伸び(のび)(えだ)()付く(つく)重く(おもく)(した)垂れ下がる(たれさがる)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • ヒョロッとした()(がた)でも()集まっ(あつまっ)付く(つく)()はコムラサキ
    写真(しゃしん) / 2022.9.8 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) htanaka

  • (あき)紫色(むらさきいろ)()遠く(とおく)からでも目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2023.9.7 手賀沼(てがぬま)自然(しぜん)ふれあい緑道(りょくどう) NaokiK

()

真面目(まじめ)すぎるほど等しい(ひとしい)ピッチできちんと生える(はえる)対生(たいせい)葉っぱ(はっぱ)です。 (ちょう)細い(ほそい)円形(えんけい)(さき)細く(ほそく)とがります。 ()(うえ)半分(はんぶん)にはあらいギザギザがあります。

  • 等しい(ひとしい)間隔(かんかく)できちんと生える(はえる)真面目(まじめ)葉っぱ(はっぱ)
    写真(しゃしん) / 2020.6.29 千葉(ちば)(けん)美浜(みはま)() MayaN

  • ()(うら)少し(すこし)白く(しろく)葉脈(ようみゃく)少し(すこし)浮き出(うきで)ている
    写真(しゃしん) / 2021.6.12 筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) MayaN

  • (なつ)終わり(おわり)から少し(すこし)ずつ黄葉(こうよう)する
    写真(しゃしん) / 2023.9.7 手賀沼(てがぬま)自然(しぜん)ふれあい緑道(りょくどう) NaokiK

  • (あき)落葉(らくよう)(まえ)淡い(あわい)黄色(きいろ)色づく(いろづく)()美しい(うつくしい)
    写真(しゃしん) / 2022.10.31 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

(はな)

7~8(つき)ごろ()付け根(つけね)少し(すこし)(うえ)に、 うす紫色(むらさきいろ)(はな)が10~20()ずつ(はな)咲かせ(さかせ)ます。

  • 可愛らしい(かわいらしい)薄紫(うすむらさき)(しょく)(はな)集まっ(あつまっ)咲く(さく)
    写真(しゃしん) / 2021.6.12 筑波(つくば)実験(じっけん)植物(しょくぶつ)(えん) MayaN

  • ()付け根(つけね)少し(すこし)(うえ)から花軸(かじく)伸び(のび)()緑色(りょくしょく)(つぼみ)がつく
    写真(しゃしん) / 2021.6.12 千葉(ちば)(けん)美浜(みはま)() MayaN

()

10(つき)ごろに直径(ちょっけい)3㎜ほどの可愛らしい(かわいらしい)紫色(むらさきいろ)()をた~くさん付け(つけ)ます。 ()散っ(ちっ)(のち)残る(のこる)のでとても目立ち(めだち)ます。 白い(しろい)()をつける種類(しゅるい)もあります。

  • 熟し(じゅくし)実は(じつは)紫色(むらさきいろ)可愛らしい(かわいらしい)
    写真(しゃしん) / 2020.10.4 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 最初(さいしょ)()同じ(おなじ)緑色(りょくしょく)()
    写真(しゃしん) / 2020.8.10 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 白っぽく(しろっぽく)なり(むらさき)色づい(いろづい)ていく
    写真(しゃしん) / 2023.9.7 手賀沼(てがぬま)自然(しぜん)ふれあい緑道(りょくどう) NaokiK

  • 色づい(いろづい)()()同時に(どうじに)見る(みる)ことができる
    写真(しゃしん) / 2022.10.31 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 落葉(らくよう)した(のち)も、 まだまだ多く(おおく)()付い(つい)ている
    写真(しゃしん) / 2022.11.13 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • ムラサキシキブに比べ(くらべ)てぎっしり付く(つく)()
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 集まっ(あつまっ)付く(つく)実は(じつは)まるで小さい(ちいさい)ブドウのよう
    写真(しゃしん) / 2022.11.13 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 紫色(むらさきいろ)()付け根(つけね)はお(さら)のようなヘタがある
    写真(しゃしん) / 2022.11.13 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

(みき)

黄色(きいろ)()がかった明るい(あかるい)茶色(ちゃいろ)です。 クリーム(しょく)でやや大きめ(おおきめ)のはん(てん)があります。

  • クリーム(しょく)でやや大きめ(おおきめ)斑点(はんてん)(かわ)()目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2023.9.7 手賀沼(てがぬま)自然(しぜん)ふれあい緑道(りょくどう) NaokiK

  • 老木(ろうぼく)になると(たて)裂け目(さけめ)出来(でき)凹凸(おうとつ)付い(つい)てくる
    写真(しゃしん) / 2022.3.29 千葉(ちば)(けん)船橋(ふなばし)() MayaN

  • 若い(わかい)(えだ)(あか)っぽくクリーム(しょく)斑点(はんてん)がつぶつぶ付い(つい)ている
    写真(しゃしん) / 2022.11.13 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 落葉(らくよう)した(のち)()付け根(つけね)には、 集まっ(あつまっ)付く(つく)斑点(はんてん)目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2022.11.13 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

冬芽(とうが)

()(こん)のすぐ(うえ)に、 コロッとした丸い(まるい)冬芽(とうが)付き(つき)ます。 (えだ)(さき)枯れる(かれる)ので、 (えだ)(さき)冬芽(とうが)はつきません。 維管(たば)(こん)は1()で、 ()(こん)のお(かお)はにっこり(かお)です。

  • 大きな(おおきな)()(しゅ)())と、 その(した)丸く(まるく)小さな(ちいさな)()予備(よび)())のふたり(ぐみ)(はる)待つ(まつ)
    写真(しゃしん) / 2024.1.27 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() Tamacha

  • (しゅ)()予備(よび)()、 にっこり()(こん)並ぶ(ならぶ)
    写真(しゃしん) / 2024.1.27 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() Tamacha

名前(なまえ)由来(ゆらい)

ムラサキシキブに対して(にたいして)()小さい(ちいさい)ことから、 「小さい(ちいさい)ムラサキシキブ」→「コムラサシキブ」→「コムラサキ」となりました。 ムラサシキブの()は、 平安(へいあん)時代(じだい)有名(ゆうめい)女性(じょせい)作家(さっか)であり歌人(かじん)としても知ら(しら)れる紫式部(むらさきしきぶ)にちなんでいます。

性格(せいかく)

小さく(ちいさく)美しい(うつくしい)(はな)()季節(きせつ)感じ(かんじ)させる()として人気(にんき)です。 名前(なまえ)()(いろ)からはおしとやかなイメージがしますが、 病害虫(びょうがいちゅう)少なく(すくなく)丈夫(じょうぶ)で、 日向(ひなた)ではたくさんの()付け(つけ)ます。 コンクリートのすき間(すきま)などから生え(はえ)ていることもあるくらい、 たくましい()でもあります。

  • 熟す(じゅくす)(まえ)薄紫(うすむらさき)(しょく)()風情(ふぜい)がある
    写真(しゃしん) / 2020.8.31 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

体験(たいけん)遊び(あそび)

()をちぎると一瞬(いっしゅん)ですが春菊(しゅんぎく)匂い(におい)がするのでかいでみよう!
きれいな(むらさき)実に(じつに)(どく)無い(ない)ですが、 苦く(にがく)てあまり美味しく(おいしく)ありません。 そのため果実(かじつ)(しゅ)にすると苦み(にがみ)活き(いき)大人(おとな)向け(むけ)のドリンクになりますよ!料理(りょうり)飾り(かざり)使う(つかう)のもオススメです。

  • ()をちぎると一瞬(いっしゅん)春菊(しゅんぎく)、 あとはヨモギの匂い(におい)
    写真(しゃしん) / 2012.10.16 東京(とうきょう)()東村山(ひがしむらやま)() minaei

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 岩谷(いわたに)美苗(みな)