根元から枝をのびのびと広げて大きくなる木です。初夏から秋は小さな花が集まって咲くので、少し遠い場所からでも見つけられます。

ブットレア
チョウが大好きな花

ブットレアの特徴
甘い香りを放つ小さな花が集まって咲きます。チョウがたくさん集まる花なので「バタフライブッシュ」とも呼ばれます。
ガーデニングの人気者で初夏から秋を彩ります。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
葉っぱは対生に付きますが、その葉の付け根から新しい葉が出やすい木です。葉の幅は広かったり、せまかったりとバリエーションがあります。葉の裏は毛が多く白いです。
花
甘い蜜の香りにさそわれたチョウやミツバチなどの虫が、ひらひらブンブン集まります。
幹
姿が似ているフジウツギと違い、若い枝は断面が丸いです。時間が経つと緑色から明るい茶色になり、縦にさけ目が入ります。
名前の由来
別名フサフジウツギ(房藤空木)。学名のBuddlejaより園芸品種もふくめてブッドレアと呼ばれます。
性格
ブッドレアは、種でも挿し木でも増やすことができる木で、花が咲くと香りが良く、チョウなどが集まります。器用できれいで、虫から人まで引き付けますが、最近は野生化して山でも見かけます。葉っぱはサポニンという物質が多く毒があるためシカも食べず、どんどん増えてしまいます。
体験・遊び
花の香りが良いので、咲いたら嗅いでみましょう。ハチミツのような甘い香りがします。
どんな虫が蜜を吸いにくるのか観察してみましょう!
ブットレアの見られる場所
執筆協力 : 岩谷美苗