高さ5mぐらいになります。
生長点が木のてっぺん一点だけにあるので、 剪定で樹の高さを調整することはできませんが、 5mほどになるとそれ以上高く成長しません。
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特徴
南国風の変わった雰囲気が好まれ、 庭のアクセントとして寺院や庭園によく植えられます。 シュロ(ワジュロ)にそっくりですが、 やや葉が小さく葉先が垂れ下がっていないのが特徴です。 シュロ縄の材料になるのはシュロの樹皮です。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉の長さは30~50㎝程でシュロ(葉は長さ50~80㎝程)よりもやや小さくなります。 さけた葉の先が垂れ下がっていないのが特徴です。 「シュロ」と「トウジュロ」の中間的な形態を持つ「アイジュロ」もあります。
花
肉質のクリーム色の小さな花が沢山集まって咲きます。
実
長さ1~1.2㎝程のちょっと変わった球形をしています。 秋から冬に青黒く熟します。 鳥がよく食べ、 さまざまな場所に糞と一緒に種をまくので、 色々な場所から芽を出します。
幹・枝
幹の上部は暗黒色の糸状の樹皮におおわれています。
人との関わり
トウジュロは中国原産で寺院や庭園にアクセントとしてよく植えられます。
その他の情報
トウジュロと近縁種のシュロ(ワジュロ)の樹皮は、 シュロ皮と呼ばれ、 縄やほうきなどさまざまな道具の材料になります。
関わりが深い生き物
シュロの実を食べにヒヨドリなどがやって来ます。 タネは鳥によって運ばれて、 あちこちでシュロの芽生えが見られます。
大きな葉の裏は、 昆虫などの隠れ場所。 冬越しをしている小さな虫たちを見ることができます。
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