タイワントウカエデ

わたくし皇族(こうぞく)の庭(にわ)から増え(ふえ)て参り(まいり)ました

木(き)の自己(じこ)紹介(しょうかい)
樹木(じゅもく)クイズ

特徴(とくちょう)

台湾(たいわん)北(きた)中部(ちゅうぶ)で自然(しぜん)に生え(はえ)ているトウカエデの仲間(なかま)の木(き)です。小型(こがた)で光沢(こうたく)のある葉っぱ(はっぱ)は三つ(みっつ)に浅く(あさく)さけます。
昭和(しょうわ)の初め(はじめ)のころ、園芸(えんげい)家(か)が伏見(ふしみ)宮殿(きゅうでん)下(か)の庭園(ていえん)にあったタイワントウカエデから種(たね)をとって育て(そだて)たことから、別名(べつめい)「宮(みや)様(さま)楓(かえで)」とも呼ば(よば)れます。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)の情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)を基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの差(さ)があります。

樹(き)形(がた)

高(たか)さ10mくらいになります。

写真(しゃしん) / 2023.4.10 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN

葉(は)

小型(こがた)の葉っぱ(はっぱ)で、先(さき)が浅く(あさく)三つ(みっつ)にさけます。革(かわ)のような質感(しつかん)で、夏(なつ)は全体(ぜんたい)的(てき)に濃い(こい)緑色(りょくしょく)となり、秋(あき)は真っ赤(まっか)に紅葉(こうよう)します。

葉(は)の表(ひょう)は革質(かくしつ)で光沢(こうたく)がある
写真(しゃしん) / 2023.6.8 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN
葉(は)の裏(うら)は白っぽく(しろっぽく)３本(ほん)の脈(みゃく)がはっきり見える(みえる)
写真(しゃしん) / 2023.6.8 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN
特に(とくに)夏(なつ)は全面(ぜんめん)が緑色(りょくしょく)になり、脈(みゃく)が目立た(めだた)なくなる
写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア
新芽(しんめ)は赤(あか)味(み)がかり細かい(こまかい)毛(け)がある
写真(しゃしん) / 2023.4.10 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN

花(はな)

枝(えだ)先(さき)の葉(は)の付け根(つけね)に小さく(ちいさく)て淡い(あわい)黄(き)緑色(りょくしょく)の花(はな)をたくさん付け(つけ)ます。

小さな(ちいさな)花(はな)をたくさん咲かせる(さかせる)
写真(しゃしん) / 2023.4.10 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN
一つ(ひとつ)の木(き)に雄花(おばな)と、雄しべ(おしべ)、雌しべ(めしべ)の両方(りょうほう)を持つ(もつ)花(はな)が咲く(さく)。雄花(おばな)は雄しべ(おしべ)を花火(はなび)のように伸ばす(のばす)。
写真(しゃしん) / 2023.4.10 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN

実(み)

黄(き)緑色(りょくしょく)で羽(はね)のついたブーメランのような種(たね)が二(に)個(こ)ずつ、くっついて実り(みのり)ます。

実は(じつは)クルクル回り(まわり)ながら落ちる(おちる)
写真(しゃしん) / 2023.6.8 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN

幹(みき)

灰色(はいいろ)がかった幹(みき)の色(いろ)
写真(しゃしん) / 2023.6.8 千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん) MayaN
枝葉(えだは)ちょっと、くねくねとうねりやすい
写真(しゃしん) / 2023.10.21 東京(とうきょう)都(と)神代(かくみ)植物(しょくぶつ)公園(こうえん) ReikoS
老成(ろうせい)するとコブが出来(でき)やすい
写真(しゃしん) / 2023.10.21 東京(とうきょう)都(と)神代(かくみ)植物(しょくぶつ)公園(こうえん) ReikoS

冬芽(とうが)

冬芽(とうが)には芽(め)鱗(うろこ)（がりん・冬芽(とうが)をつつんでいる鱗状(りんじょう)のもの）がたくさんあり目立ち(めだち)ます。

写真(しゃしん) / 2023.10.21 東京(とうきょう)都(と)神代(かくみ)植物(しょくぶつ)公園(こうえん) ReikoS

人(ひと)との関わり(かかわり)

枝(えだ)が分かれ(わかれ)やすく、紅葉(こうよう)が美しい(うつくしい)ので盆栽(ぼんさい)として仕立て(したて)られます。台北(たいぺい)市内(しない)では街路(がいろ)樹(じゅ)としても植え(うえ)られています。

名前(なまえ)の由来(ゆらい)

台湾(たいわん)で自然(しぜん)に生え(はえ)ているトウカエデの仲間(なかま)の木(き)なので、この名(な)が付き(つき)ました。伏見(ふしみ)宮邸(きゅうてい)の原木(げんぼく)から広まっ(ひろまっ)たことから「宮(みや)様(さま)楓(かえで)」とも呼ば(よば)れます。

関わり(かかわり)が深い(ふかい)生き物(いきもの)

花(はな)にはハチ、甲虫(かぶとむし)などがやって来(やってき)ます。

見(み)られる場所(ばしょ)

千葉(ちば)市(し)都市(とし)緑化(りょくか)植物(しょくぶつ)園(えん)