千葉市都市緑化植物園

タイワントウカエデ

わたくし皇族の庭から増えて参りました

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特徴

台湾北中部で自然に生えているトウカエデの仲間の木です。 小型で光沢のある葉っぱは三つに浅くさけます。
昭和の初めのころ、 園芸家が伏見宮殿下の庭園にあったタイワントウカエデから種をとって育てたことから、 別名「宮様楓」とも呼ばれます。

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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ10mくらいになります。

  • 写真 / MayaN

小型の葉っぱで、 先が浅く三つにさけます。 革のような質感で、 夏は全体的に濃い緑色となり、 秋は真っ赤に紅葉します。

  • 葉の表は革質で光沢がある
    写真 / MayaN

  • 葉の裏は白っぽく3本の脈がはっきり見える
    写真 / MayaN

  • 特に夏は全面が緑色になり、 脈が目立たなくなる
    写真 / 庭木図鑑植木ペディア

  • 新芽は赤味がかり細かい毛がある
    写真 / MayaN

枝先の葉の付け根に小さくて淡い黄緑色の花をたくさん付けます。

  • 小さな花をたくさん咲かせる
    写真 / MayaN

  • 一つの木に雄花と、 雄しべ、 雌しべの両方を持つ花が咲く。 雄花は雄しべを花火のように伸ばす。
    写真 / MayaN

黄緑色で羽のついたブーメランのような種が二個ずつ、 くっついて実ります。

  • 実はクルクル回りながら落ちる
    写真 / MayaN

幹・枝

  • 灰色がかった幹の色
    写真 / MayaN

  • 枝葉ちょっと、 くねくねとうねりやすい
    写真 / ReikoS

  • 老成するとコブが出来やすい
    写真 / ReikoS

冬芽・葉痕

冬芽には芽鱗(がりん・冬芽をつつんでいる鱗状のもの)がたくさんあり目立ちます。

  • 写真 / ReikoS

人との関わり

枝が分かれやすく、 紅葉が美しいので盆栽として仕立てられます。 台北市内では街路樹としても植えられています。

名前の由来

台湾で自然に生えているトウカエデの仲間の木なので、 この名が付きました。 伏見宮邸の原木から広まったことから「宮様楓」とも呼ばれます。

関わりが深い生き物

花にはハチ、 甲虫などがやって来ます。

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