高さ2~9mくらいになります。 株立ちの樹形になり、 枝を横に広げます。
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特徴
中国原産で、 葉も花も日本原産のマンサクよりも大き目で、 花の時期には枯れた葉が残るのが特徴です。
マンサクの名の由来の一説には早春に「先ず咲く」に由るといわれますが、 マンサクの仲間の中で一番早く咲き始める木なので「マンサクの中のマンサク」といえます。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉っぱや柄には毛があり、 特に葉裏は細かい毛がたくさん生えていて白っぽく見えます。 葉の縁は浅い波状のギザギザがあります。 寒くなっても、 なかなか枝から落ちずに、 春までくっ付いていることが多いです。
花
冬の終わりから早春にかけてマンサクよりも早く咲き始めます。
ヒラヒラ伸びる黄色いリボンの様な花びらの付け根は、 濃い赤茶色をしています。
実
折り紙で折った紙風船のような形のかたい実がなります。 実は2つにさけて、 2つの黒い種をはじき飛ばします。
幹・枝
灰色がかった幹や枝で、 幹には、 やや大きめの皮目(ひもく)と呼ばれるブツブツがたくさん付きます。 若い枝には綿の様な毛がたくさん付きます。
冬芽・葉痕
先がとがった葉芽も、 丸い花芽も、 ふさふさの毛に被われて、 とても温かそうに冬を過ごします。
名前の由来
中国原産なので中国を意味する「支那(しな)」が付きました。 マンサクの名前の由来には、 早春の花が多い年は豊年満作である、 早春に「先ず咲く」が変化した、 といった説など様々な説があります。
その他の情報
園芸品種としてマンサクとの雑種がいろいろ作られています。 葉の特徴は中間型のものが多く、 大きい花が咲くものや赤い花が咲くもの等があります。
体験・遊び
シナマンサクの花も香りがします。 何かかいだことがあるような香りなのですが、 何でしょう?古い花を拾って嗅いでみたら、 ギンナンを炒っているときの匂いだと思いました。 みなさんはどうですか?
関わりが深い生き物
早春、 まだ寒い時期に咲く花には、 成虫で越冬しているハエやハナアブなどがやって来ると思われます。