落葉する低木で、 細い幹を何本も出し、 こんもりとした形になります。
ナツロウバイ
夏に大きな花が咲くロウバイ
特徴
中国原産のロウバイの仲間で、 初夏に花が咲きます。 冬に咲く黄色いロウバイの花よりもかなり大きく、 白い花で、 枝先に一輪だけ咲きます。 ロウバイほど香りはありませんが、 花姿が目を引きます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
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| 見頃 |
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| 花 |
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| 葉 |
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| 実 |
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高さ
低木 (1〜5m)
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花の性別
雌雄同株
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分布中国 |
生息地ー |
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分布中国 |
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生息地ー |
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学名Calycanthus chinensis |
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樹形
葉
ロウバイよりも丸みがあり、 ペラペラと薄い葉です。 縁にはギザギザがないものや、 不規則にギザギザしたものがあります。 表面にはつやがあり、 葉脈はへこんで網目のようなシワが目立ちます。
花
白くて大きな花で、 少しピンク色を帯びます。 外側の大きな白い花びらと、 内側の小さく丸みのある黄色い花びらがあり、 なんとも贅沢なつくりになっています。
実
壺のような形をした「偽果」(実際には実ではない)とよばれる実のようなものがなります。 この壺の中にタネがたくさん入っています。
幹・枝
幹は灰色がかった茶色で、 ポツポツと小さな出っ張りがあります。
冬芽・葉痕
大きな葉痕がニンマリしたお顔のように見えます。 お顔の真ん中の、 色が濃い鼻のところが芽で、 もしゃっとした毛があります。
名前の由来
夏に花を咲かせるロウバイの仲間ということで、 ナツロウバイとよばれます。 「ロウバイ」は「蠟梅」と書き、 ウメと同じ時期に蜜蝋のような黄色の花が咲くということからきています。
関わりが深い生き物
花にはいろいろな虫がやって来て、 受粉の手伝いをします。
