ウメモドキ

晩秋(ばんしゅう)赤い(あかい)実は(じつは)()燃え(もえ)ているよう

特徴(とくちょう)

()(かたち)やビロード(じょう)()生え(はえ)ているのが、 ウメの()()ていることから名前(なまえ)付き(つき)ましたが、 ウメの仲間(なかま)ではなく、 モチノキの仲間(なかま)です。
晩秋(ばんしゅう)()落ち(おち)たあとも残る(のこる)実は(じつは)真っ赤(まっか)見応え(みごたえ)があります。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(たか)さ2~3mくらいまで大きく(おおきく)なります。
(かぶ)立ち(たち)地面(じめん)から(なん)(ほん)細い(ほそい)(みき)がでること)になりやすく、 太い(ふとい)(えだ)から細く(ほそく)短い(みじかい)(えだ)がよく()ます。

  • (えだ)混み(こみ)にくいので、 サラッとした印象(いんしょう)()(がた)
    写真(しゃしん) / 2020.5.26 大阪(おおさか)()吹田(すいた)()千里ニュータウン(せんりにゅーたうん) MayaN

  • 盆栽(ぼんさい)によくされる。 ()落ち(おち)(のち)がとても美しい(うつくしい)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ぺディア

()

全体(ぜんたい)(てき)にくすんだ()緑色(りょくしょく)(たまご)(がた)葉っぱ(はっぱ)です。 両面(りょうめん)()があってザラザラしています。 互生(ごせい)付い(つい)てギザギザの(さき)()のようになっています。

  • 表面(ひょうめん)はビロード(じょう)()生え(はえ)ている
    写真(しゃしん) / 2021.9.19 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • ()(うら)(みゃく)出っ張り(でっぱり)(あきら)からない
    写真(しゃしん) / 2021.9.19 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • 互生(ごせい)で、 ()()細かい(こまかい)()がたくさん生える(はえる)
    写真(しゃしん) / 2021.9.19 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • ギザギザの先端(せんたん)細く(ほそく)伸び(のび)()のようになる
    写真(しゃしん) / 2020.5.26 大阪(おおさか)()吹田(すいた)()千里ニュータウン(せんりにゅーたうん) MayaN

  • 若葉(わかば)(とき)鮮やか(あざやか)()緑色(りょくしょく)
    写真(しゃしん) / 2011.6.9 東京(とうきょう)()文京(ぶんきょう)()小石川(こいしかわ)植物(しょくぶつ)(えん) MakoT

(はな)

初夏(しょか)から(なつ)にかけて雄花(おばな)雌花(めばな)別々(べつべつ)()咲き(さき)ます。
淡い(あわい)(あか)紫色(むらさきいろ)花びら(はなびら)可愛らしい(かわいらしい)です。

  • 雌花(めばな)花びら(はなびら)で4~6(まい)雌花(めばな)真ん中(まんなか)緑色(りょくしょく)子房(しぼう)付き(つき)周り(まわり)退化(たいか)した白い(しろい)雄しべ(おしべ)付く(つく)
    写真(しゃしん) / 2018.6.24 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす) MayaN

  • 雄しべ(おしべ)淡い(あわい)黄色(きいろ)
    写真(しゃしん) / 2020.5.26 大阪(おおさか)()吹田(すいた)()千里ニュータウン(せんりにゅーたうん) MayaN

  • ()付け根(つけね)にたくさん咲く(さく)
    写真(しゃしん) / 2018.6.24 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

()

(あき)雌花(めばな)咲く(さく)()赤く(あかく)丸い(まるい)()付き(つき)ます。
表面(ひょうめん)はツヤツヤして(ふゆ)()落ち(おち)(のち)(えだ)残っ(のこっ)目立ち(めだち)ます。
(しろ)黄色い(きいろい)()品種(ひんしゅ)もあります。

  • ()落ち(おち)(のち)実は(じつは)とても目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ぺディア

  • 5㎜程度(ていど)小さく(ちいさく)赤い(あかい)()付ける(つける)
    写真(しゃしん) / 2021.9.19 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • 小さな(ちいさな)()()付け根(つけね)にたくさん付く(つく)
    写真(しゃしん) / 2021.9.19 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • 緑色(りょくしょく)()赤い(あかい)()映える(はえる)
    写真(しゃしん) / 2021.9.19 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • 熟す(じゅくす)(まえ)実は(じつは)緑色(りょくしょく)
    写真(しゃしん) / 2020.7.24 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

  • 赤い(あかい)()(なか)にある(たね)(しろ)ゴマのよう。 (たね)断面(だんめん)はおおよそ三角形(さんかっけい)
    写真(しゃしん) / 2021.9.21 栃木(とちぎ)(けん)那須(なす)(まち) MayaN

(みき)

灰色(はいいろ)がかった(みき)で、 (えだ)凹凸(おうとつ)付き(つき)やすく、 こげ(ちゃ)色っぽく(いろっぽく)なります。 若い(わかい)(えだ)には細かい(こまかい)()があります。

  • (みき)(はだ)には白い(しろい)地衣(ちい)(るい)付き(つき)やすい
    写真(しゃしん) / 2019.12.5 徳島(とくしま)(けん)四国(しこく)(だけ)(じん)(もり) MayaN

(ひと)との関わり(かかわり)

可愛らしい(かわいらしい)赤い(あかい)()好ま(このま)れて、 切り花(きりばな)庭木(にわき)として用い(もちい)られてきました。 盆栽(ぼんさい)としても仕立て(したて)られます。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

()がウメの()()ているからという(せつ)や、 ()落ち(おち)(のち)真っ赤(まっか)()がついている様子(ようす)紅梅(こうばい)()ているから、 という(せつ)があります。
モドキというのは、 劣っ(おとっ)ていることを指す(さす)場合(ばあい)多く(おおく)、 ウメモドキの(はな)(うめ)より小さく(ちいさく)地味(じみ)だから名前(なまえ)についたと言わ(いわ)れています。

  • ウメ_とウメモドキの()(かたち)()両面(りょうめん)生え(はえ)ているところが()ている??

その他(そのた)情報(じょうほう)

全体(ぜんたい)()無い(ない)品種(ひんしゅ)をイヌウメモドキといい、 西日本(にしにほん)多い(おおい)です。 本州(ほんしゅう)日本海(にほんかい)(がわ)には()細い(ほそい)ミヤマウメモドキが自生(じせい)しています。