アカバナマンサク

春(はる)を告げる(つげる)赤い(あかい)花(はな)

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特徴(とくちょう)

赤い(あかい)花(はな)のマンサクです。
落ち着い(おちつい)た赤色(あかいろ)の花(はな)は、陽(ひ)に透ける(すける)と薄(うす)紅色(こうしょく)に輝き(かがやき)、いち早く(いちはやく)春(はる)がきたことを教え(おしえ)てくれます。

以下(いか)の情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)を基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの差(さ)があります。

高(たか)さ2～5mくらいになります。根元(ねもと)から幹(みき)をたくさん出し(だし)て株(かぶ)立ち(たち)の樹(き)形(がた)になります。

上(うえ)半分(はんぶん)は半(はん)円形(えんけい)で扇形(せんけい)やずんぐりした形(かたち)になりやすい葉っぱ(はっぱ)です。光沢(こうたく)があり、ギザギザは波形(はけい)で葉(は)裏(うら)の毛(け)が少ない(すくない)という特徴(とくちょう)があります。　

早春(そうしゅん)に赤い(あかい)リボンの様(よう)な4枚(まい)の花びら(はなびら)を広げ(ひろげ)て、 2～4個(こ)の花(はな)が「おしくらまんじゅう」をするかのように集まっ(あつまっ)て咲き(さき)ます。

落ち着き(おちつき)のある赤色(あかいろ)の花(はな)
写真(しゃしん) / MayaN
枝(えだ)に張り付く(はりつく)ように集まっ(あつまっ)て咲く(さく)
写真(しゃしん) / MayaN
よく見る(みる)と雄しべ(おしべ)と雌しべ(めしべ)があるのがわかる。濃い(こい)赤(あか)紫色(むらさきいろ)は萼(がく)。
写真(しゃしん) / MayaN
花(はな)托(たく)や花(はな)柄(がら)は、茶色い(ちゃいろい)毛(け)がたくさん生え(はえ)ている。
写真(しゃしん) / MayaN

灰色(はいいろ)がかった幹(みき)や枝(えだ)で、幹(みき)には、やや大きめ(おおきめ)の皮(かわ)目(め)（ひもく）と呼ば(よば)れるブツブツが付き(つき)ます。

葉(は)芽(め)にも花芽(かが)にも、ふさふさの毛(け)があります。葉(は)痕(こん)には、にっこりした愛嬌(あいきょう)のあるお顔(かお)があります。

初め(はじめ)に芽(め)は皮(かわ)に包ま(つつま)れているが、早い(はやい)時期(じき)にとれてしまう。
写真(しゃしん) / Tamacha
若い(わかい)枝(えだ)の毛(け)は白っぽい(しろっぽい)。
写真(しゃしん) / Tamacha
枝(えだ)先(さき)より下(した)の芽(め)は少し(すこし)小さい(ちいさい)。でもにっこり顔(かお)は見える(みえる)よ。
写真(しゃしん) / Tamacha
２〜４個(こ)くらいずつつく花芽(かが)の下(した)にもにっこり顔(かお)。
写真(しゃしん) / Tamacha
赤い(あかい)リボンのような花(はな)が先(さき)に咲く(さく)。
写真(しゃしん) / MayaN

マンサクは早春(そうしゅん)に花(はな)が咲く(さく)ことから「まず咲く(さく)」→「まんず咲く(さく)（東北(とうほく)地方(ちほう)方言(ほうげん)）」→「まんさく」となったという説(せつ)があります。
花(はな)が赤い(あかい)ことから赤花(あかばな)（あかばな）と付き(つき)ました。

花(はな)にはヒラタアブやハチの仲間(なかま)がやって来(やってき)ます。暖かく(あたたかく)穏やか(おだやか)な日(ひ)に観察(かんさつ)してみましょう。