オニシバリ

(なつ)()落とす(おとす)変わり者(かわりもの)

特徴(とくちょう)

(ふゆ)青々(あおあお)していて、 ()草木(くさき)茂る(しげる)(なつ)()落とす(おとす)変わり者(かわりもの)」です。 葉っぱ(はっぱ)薄く(うすく)か弱い(かよわい)印象(いんしょう)受け(うけ)ますが、 樹皮(じゅひ)はなかなかち(せん)切れ(きれ)ません。 そこから「(おに)縛れる(しばれる)」ぐらい丈夫(じょうぶ)樹皮(じゅひ)ということで名前(なまえ)がつきました。
可愛らしい(かわいらしい)赤い(あかい)()には(どく)があります。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(たか)さ0.5~1.5m程度(ていど)になります。 です。 冬枯れ(ふゆがれ)(はやし)青々(あおあお)()をつけているので立ち(たち)ます。 (なつ)には()落ち(おち)(えだ)(みき)だけになります。

  • 放射状(ほうしゃじょう)広がる(ひろがる)葉っぱ(はっぱ)薄く(うすく)一見(いっけん)(くさ)」のようにも見える(みえる)
    写真(しゃしん) / 2022.1.30 千葉(ちば)(けん)(みなみ)房総(ぼうそう)() HiroshiN

  • すらりとした()(がた)
    写真(しゃしん) / 2020.11.29 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)(さん)市有(しゆう)(りん) htanaka

  • ()草木(くさき)生い茂る(おいしげる)(なつ)に、 ()落ち(おち)(えだ)(みき)だけになる
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

()

()(なつ)落葉(らくよう)し、 (あき)には新芽(しんめ)()()ます。 (さき)っぽの(はば)広く(ひろく)、 ヘラのようにも見える(みえる)細長い(ほそながい)(かたち)をしています。

  • ()無く(なく)(えん)にギザギザも無い(ない)互生(ごせい)葉っぱ(はっぱ)
    写真(しゃしん) / 2022.4.25 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() HiroshiN

  • ()(うら)白っぽく(しろっぽく)葉脈(ようみゃく)がほとんど見え(みえ)ない
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • 斜め(ななめ)(じょう)伸びる(のびる)(がわ)(みゃく)。 ジグザグに曲がり(まがり)ながら伸び(のび)たり、 枝分かれ(えだわかれ)をしていて、 不規則(ふきそく)です。
    写真(しゃしん) / 2022.4.25 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() HiroshiN

(はな)

早春(そうしゅん)()緑色(りょくしょく)(はな)咲かせ(さかせ)ます。 雄花(おばな)雌花(めばな)別々(べつべつ)(かぶ)咲き(さき)ます。
ジンチョウゲと近い(ちかい)仲間(なかま)ですが、 (はな)にはそれほど強い(つよい)香り(かおり)はありません。

  • (えだ)(さき)(ほう)側面(そくめん)数個(すうこ)(はな)集まっ(あつまっ)咲く(さく)
    写真(しゃしん) / 2020.3.15 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() MayaN

  • 厚み(あつみ)があって、 4つに裂け(さけ)花びら(はなびら)(よう)にみえるのは「がく」。
    写真(しゃしん) / 2020.3.15 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() MayaNィア

  • 咲く(さく)(まえ)(つぼみ)先端(せんたん)膨れ(ふくれ)裂ける(さける)が、 その(した)(つつ)(じょう)のまま
    写真(しゃしん) / 2020.11.29 茨城(いばらき)(けん)筑波(つくば)(さん)市有(しゆう)(りん) htanaka

()

面長(おもなが)丸い(まるい)()が、 (なつ)赤く(あかく)熟し(じゅくし)ます。 可愛らしい(かわいらしい)姿(すがた)(がた)をしていますが、 (どく)があり食べ(たべ)られません。

  • つややかな赤い(あかい)実は(じつは)有毒(ゆうどく)
    写真(しゃしん) / 2019.6.17 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() MayaN

  • つややかな赤い(あかい)実は(じつは)有毒(ゆうどく)
    写真(しゃしん) / 2019.6.17 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() MayaN

(みき)

(なつ)()落ち(おち)目立つ(めだつ)(みき)(えだ)は、 灰色(はいいろ)がかった茶色(ちゃいろ)をしています。 樹皮(じゅひ)強く(つよく)、 なかなか引きちぎれ(ひきちぎれ)ません。

  • 灰色(はいいろ)がかった茶色(ちゃいろ)
    写真(しゃしん) / 2019.4.21 千葉(ちば)(けん)君津(きみつ)() MayaN

  • (なつ)()落ち(おち)目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

冬芽(とうが)

(えだ)(さき)()小さな(ちいさな)円錐(えんすい)(がた)です。 (えだ)(さき)より(した)()はポチッと小さな(ちいさな)()で、 ()(こん)(はん)円形(えんけい)、 維管(たば)(こん)は1つです。

  • (さき)がとがった小さな(ちいさな)()
    写真(しゃしん) / 2024.2.18 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() Tamacha

  • (はん)円形(えんけい)()(こん)のお(かお)はかすかに笑っ(わらっ)ている?
    写真(しゃしん) / 2024.2.18 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() Tamacha

(ひと)との関わり(かかわり)

丈夫(じょうぶ)樹皮(じゅひ)和紙(わし)原料(げんりょう)として使わ(つかわ)れてきました。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

ちぎれにくい丈夫(じょうぶ)樹皮(じゅひ)は、 (おに)をも縛れる(しばれる)とされる(こと)由り(より)ます。 (なつ)()落とす(おとす)ため、 ナツボウズ((なつ)坊主(ぼうず))という別名(べつめい)もあります。

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

(どく)のある赤い(あかい)()食べる(たべる)野鳥(やちょう)がいます。 ヒヨドリは赤い(あかい)()をパクっと食べ(たべ)、 カワラヒワは果肉(かにく)取り除き(とりのぞき)、 タネだけを食べる(たべる)とのことです。