高さ20~25m程になります。 森の中でもわずかな日光も逃さず生き残るために、 枝は上を向いて伸びて行きます。
大きい木は高さ20m以上にもなります。
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特徴
新芽や芽鱗をネバネバさせて、 寒さや乾燥から身を守るサクラです。 そのため、 北海道に多く「エゾヤマザクラ」の別名を持ちます。 またの名を「ベニヤマザクラ」ともいいますが、 他のサクラの野生種の中でも赤味を帯びた花を付けることが多いためです。
みんなの投稿
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉っぱの幅が一番広い所が真ん中より先の方になる楕円形で、 細かいギザギザがあります。 新芽は赤茶色になることが多いです。
花
多くの花はうす紅色で他のサクラの野生種より赤味を帯びます。 色には幅があり、 ほとんど白色になる花もあります。
実
初夏、 小さくて丸い実は黒紫色に熟します。
幹・枝
横に長い皮目が付いた幹肌になります。 幹や枝が灰褐色でも、 こすると紫褐色の樹皮が現れます。
冬芽・葉痕
赤くて少しつやがある芽です。 芽鱗を触ると少し粘りを感じます。 葉痕にはお顔があります。
人との関わり
樹皮は樺細工の材料にします。 木材は赤褐色で緻密なので、 建築、 家具、 楽器、 彫刻などの材料として使われます。
名前の由来
ヤマザクラより葉や花が少し大きいことに由ります。
その他の情報
変種のキリタチヤマザクラは宮崎県五ヶ瀬町の白岩山近辺だけに見られ、 花びらの基部がくさび状になることや、 葉のギザギザが斜上するなどの特徴があります。
関わりが深い生き物
花には、 メジロやヒヨドリなどが蜜を吸いにやって来ます。 黒くなった実は鳥たちのご馳走です。
桜の葉はいろいろな虫が食べるので、 葉は穴だらけになります。