美浜打瀬小学校

シマサルスベリ

奄美諸島に自生するサルスベリ

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特徴

サルスベリと同じように幹がツルツル。 でも幹の色味や花の色が違い、 背が高くて、 ちょっと個性的なサルスベリの兄弟のような木です。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

幹はスッと立ちますが、 枝がクネクネするところはサルスベリと似ています。

  • しなやかな長い枝を揺らし、 ふんわりした印象
    写真 / MayaN

  • 葉が落ちる冬も、 幹肌や枝ぶりで楽しませてくれる
    写真 / MayaN

  • 枝先までの姿が見られるのは冬の楽しみ
    写真 / Tamacha

枝に並ぶ葉は、 先がとがり、 つけ根もシュッとすぼまった形です。 サルスベリと違い、 2〜3mmの葉柄があります。

  • 葉のふちにギザギザはない
    写真 / Tamacha

  • 葉の裏のきっちり浮かび上がる葉脈
    写真 / Tamacha

  • 枝によっては葉の大小や先のとがり具合がいろいろ
    写真 / MasakoT

夏の初めから晩夏にかけて、 枝先にまとまって白い花を咲かせます。 サルスベリの花を小さくしたような形の花です。

  • 花が重くて枝が下を向いている
    写真 / MayaN

  • ひらひらフリルの花びらに糸のような柄がある
    写真 / MayaN

  • 花びらは6枚、 先の黄色い雄しべが多数
    写真 / MayaN

まん丸に近いサルスベリに対し、 シマサルスベリには小さな楕円に見える実がなります。 茶色く熟すときれいに割れて、 中から羽のある種が出てきます。

  • 種を高い枝から風にのせて飛ばし、 冬枯れの実はしばらく残る
    写真 / MasakoT

  • まだ割れていない実
    写真 / MasakoT

幹・枝

薄く樹皮がはがれてまだら模様に、 そしてつるつるの幹になります。 サルスベリよりも赤みと白みが強めで、 個性的な雰囲気をかもし出しています。

  • 触ってみて、 本当にサルがすべりそうか確かめてみてね
    写真 / MayaN

  • すべりそうなのと、 あまりすべりそうにないのがあるかも?
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

先がとがった水滴型の芽はサルスベリと似ています。 葉痕の維管束痕は1つで、 にっこりしたお顔もあります。

  • お顔は枝からクイッと飛び出している
    写真 / MsakoT

  • 芽のところから、 下に向かって筋のような出っ張りがある
    写真 / Tamacha

名前の由来

「シマ」は縞模様の「シマ」ではなく、 自生地である島の「シマ」の意味があります。

性格

高く伸びた枝は独特のうねうねとした姿。 南の島で海風をかわし、 踊りながら強く生きるひとたちです。
シマサルスベリが列植された公園などでは、 個性的な衣装とメイクで踊るコンテンポラリーダンスの劇場へといざなわれた気分になります。

  • 公園に植えられて大きくなっている株立の木
    写真 / Tamacha

  • 天空で自由に踊る枝々
    写真 / Tamacha

関わりが深い生き物

花にはハチやハナアブなどいろいろな昆虫が訪れます。

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