全国で大きな木が沢山みられます。秋の黄葉(こうよう)がきれいです。

イチョウ
地球上で生きている最も古い木の一つ

木の自己紹介
現在、地球上で生きている木の中で一番古い木の一つと言われています。2億年前、恐竜がいた時代にも生きていました。人類の歴史の100倍※もの時間をイチョウはほぼ形を変えず生きてきたのです。葉の形や精子による受精のしくみは独特で「生きた化石」と呼ばれています。
※人類(=ホモサピエンス)が約200万年前に誕生し、イチョウに近い仲間が2億年以上前に生存していたとした場合。それぞれの時期には諸説あります。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
扇(おうぎ)のような形の葉が多いですが、色々な形の葉があります。
※細胞分裂して葉を大きくいしてる領域が一般的な木の葉の場合は葉の基部にあるのに対し、イチョウの葉は先のほうにあります。このため、葉の形も多様になります。
花
雌花(めばな)は小さくて目立ちません。雄花(おばな)は長さ2cmほどです。花粉は雄しべから風によって雌しべに運ばれます。
実
種子は銀杏(ぎんなん)と呼ばれます。内側の硬い部分は食べられますが、外側の皮は独特のくさ~い匂いがします。近年植えられた街路樹などは、ほとんどが雄木(おぎ)で銀杏はなりません。
幹
幹には、大木になると深いシワが入ります。幹の外側の皮は厚くてコルク質で押すと弾力があります。燃えにくく、大火事の後も残ることが多々あります。
名前の由来
葉が一枚ずつなので「一葉(いちよう)」、これが「イチョウ」になったという説があります。またカモの脚(あし)を中国語で「イーチャオ」と言い、それが「イチョウ」になったという説もあります。
関わりが深い生き物
草食恐竜が実(銀杏)を食べていたという説もあります。