セイヨウシャクナゲ

ゴージャスな花が咲くツツジの仲間

特徴

いくつかのシャクナゲの原種を、 欧米で園芸化した品種の総称として「セイヨウシャクナゲ」と呼びます。 大きな花が集まって咲き、 華やかに庭や公園を彩ります。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

品種によって異なりますが、 全体的に枝が少なめで枝先に葉が集まってつきます。

  • 大きめの葉がこんもりと被う
    写真 / 2024.2.4 千葉県昭和の森公園 MayaN

  • 横広がりの楕円形の樹形に仕立てることが多い
    写真 / 2024.2.4 千葉市都市緑化植物園 MayaN

品種によって異なりますが、 比較的葉っぱは厚く光沢があります。

  • 先がとがりギザギザは無い
    写真 / 2021.6.8 茨城県筑波実験植物園 MayaN

  • 葉裏に毛が無いものが多い
    写真 / 2021.6.8 茨城県筑波実験植物園 MayaN

春から初夏に咲きます。 品種によって赤、 ピンク、 白、 黄、 紫など色数が多く、 一重や八重など花の形も様々です。

  • 大きめの花が集まって咲く
    写真 / 2021.3.23 千葉市美浜区 MayaN

  • 花びらはラッパの形
    写真 / 2023.4.22 千葉市都市緑化植物園 MayaN

  • 庭を品よく彩る白花
    写真 / 庭木図鑑植木ペディア

  • 大きめの花だけに蕾も大きい
    写真 / 2022.5.7 千葉市泉自然公園 MayaN

  • 花の柄が放射状に伸びる
    写真 / 2023.4.22 千葉市都市緑化植物園 MayaN

末広がりの楕円形で、 秋に黒くなります。

  • 花の後の実
    写真 / 庭木図鑑植木ペディア

幹・枝

品種によって異なりますが、 比較的、 茶色や灰色がかった樹皮をしています。

  • 茶色く滑らかな樹皮
    写真 / 2024.2.4 千葉県昭和の森公園 MayaN

人との関わり

華やかな花が人気で庭木や公園木として用いられます。

  • ゴージャスな花は公園でも目立つ
    写真 / 2022.5.7 千葉市泉自然公園 MayaN

その他の情報

<日本に自生するシャクナゲ>
日本に自生するシャクナゲは亜高山帯や冷温帯で見られ、 温帯地域の平野部では目にすることはありません。
キバナシャクナゲ、 ハクサンシャクナゲ、 アズマシャクナゲ、 ツクシシャクナゲ、 ツクシシャクナゲ、 ホソバシャクナゲがあります。

  • ハクサンシャクナゲの葉っぱ
    写真 / 2022.8.21 福島県会津駒ヶ岳 MayaN

  • 葉裏は茶色っぽい
    写真 / 2022.8.21 福島県会津駒ヶ岳 MayaN