地面の近くから枝を不規則に出しますが、 多くは出しません。 高さは3mほどになることがあります。


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特徴
中国原産で、 薬用として日本に渡来した植物です。 大きくて華やかな花は古くから親しまれ、 様々に品種改良されてきました。 花の色には紫、 紅、 淡紅、 白、 黄色などがあり、 八重咲き、 千重咲き、 万重咲きといった花びらの多い品種もあります。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
切れ目の多い、 つやのない葉です。 小さな葉が3枚組か5枚組で1枚の葉、 または、 そのセットが3枚で一組になって1枚の葉、 といったパターンで、 1枚の葉はとても大きいものとなっています。
花
新しく伸びた枝の先に1つの花をつけます。 花びらはたくさんあり、 大輪となります。 野生のものは紫紅色をしています。 色だけでなく、 花びらの形、 大きさ、 枚数などなど、 様々な品種があります。
実
細長いバナナのような実の中に種が入っています。 熟すと茶色くなり、 黒っぽい種が出てきます。
幹・枝
灰色がかった茶色で、 皮がはがれて荒々しい雰囲気の幹です。 樹齢を重ねると直径が15cmくらいになるものもあります。
冬芽・葉痕
何枚も重なる芽鱗は、 外側は茶色、 内側は赤い色をしています。 葉痕は枝からせり出し、 維管束痕は3〜5こ横に並びます。
人との関わり
日本には薬用植物として奈良・平安時代のころ中国から伝わりました。 中国では「花王」と称され、 唐の時代に大流行。 日本でも古くから栽培され、 特に江戸時代には品種改良がさかんでした。 今も、 たくさんのボタンを植えてあるボタン園が各地にあり、 いろいろな品種を見ることができます。
ボタンの増やし方として、 シャクヤクの根に接ぎ木する方法が明治時代に完成し、 一般に広まっていきました。
名前の由来
中国名の「牡丹」の音読みからその名前がつきました。 「牡」には根や茎から育てられるという意味があり、 「丹」には赤い花という意味があります。
その他の情報
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という言葉があります。 これは女性の容姿や立ち振る舞いを花に例えたものです。
シャクヤクはボタンによく似ていますが、 樹木ではなく草で、 スッとまっすぐに伸びて枝先に花を咲かせます。 ボタンは低めに横に枝を広げて花を咲かせる樹木であること、 ユリはやわらかな曲線をもち、 清楚な姿の植物であることからきています。
性格
優雅でありながら、 芯の強い人、 ボタンはそんな植物です。 大きくて華やかな花、 何輪もの花ををこんもりと包む繊細な雰囲気の葉、 これらを支える幹や枝はガッチリと丈夫です。 葉のない冬の姿を見ると「そうだったんだ〜」とよくわかります。 大きな葉を支えていた葉痕も枝から張り出していて大きい。 冬芽も大きくて、 濃い赤い色にも力強さを感じます。
関わりが深い生き物
花には、 ハチ、 ハナアブ、 甲虫などが訪れ、 花粉を運びます。 花に潜りこんで花粉を食べる甲虫もいます。