枝先の同じところから何本も枝分かれしたり、 横へ横へと広げていったりと、 枝数を増やしていく特徴があります。

ミツバツツジ
葉っぱはいつも3人組

特徴
枝先の葉が、 野菜のミツバのように3枚組になっているツツジです。 花は、 葉が伸びて開く前に枝いっぱいに咲き、 春先のまだ冬枯れの森の中で目をひきます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
菱形のような卵形で先はヒュッととがります。 枝先を囲むように3枚つきます。 縁にはまばらに毛が生えています。
花
葉が伸びて開く前に、 枝先で2〜3個の束になった花を株いっぱいに咲かせます。 花びらは1つにつながり、 5つの切れ込みが入ったろうとのような形をしています。
ミツバツツジの雄しべは5本だけですが、 近縁のミツバツツジの仲間の多くは雄しべが10本あります。
実
ゆがんだ円柱形で、 表面に凹凸のある実がなります。 茶色く熟すと5つにパカッと割れ、 冬まで枝に残ります。
幹・枝
若い枝は赤褐色を帯び、 毛がありますが、 後に無くなります。 古い幹は灰黒色になります。
冬芽・葉痕
赤いたくさんの芽鱗に包まれたしずく型の冬芽です。 花芽は大きく、 葉芽は小さくて細めです。 葉痕は下向きの三角形で、 維管束痕は1つです。
人との関わり
ツツジにはいろいろな種類があって人気があり、 よく栽培される植物です。 ミツバツツジは盗掘によって自生地の木が次第に失われつつあり、 問題となっています。
名前の由来
花が終わると、 3枚の葉が出てきて枝先を囲むようにつくことから、 ミツバツツジと呼ばれるようになりました。
性格
春先、 まだ冬枯れの森の中で明るい色の花を枝いっぱいにつけるミツバツツジは、 みんなを眠りから目覚めさせるリーダーのよう。
また、 ミツバツツジの多くの仲間は雄しべが10本あり、 華やかな雰囲気もあるし受粉も安泰?! でもノーマルのミツバツツジは5本で勝負。 自ら厳しい道を歩むリーダー中のリーダー、 応援したくなります。