落葉する高木です。
高さは10〜20mくらいになります。
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特徴
お菓子に入っていたり お店で売られているクルミは、 ほとんどがカシグルミの種の中身(仁)です。 日本原産オニグルミより皮が薄くて割りやすいことからテウチグルミとも呼ばれます。
原産はヨーロッパ東部からアジア西部で、 実を食べるために日本でも植えられるようになり、 長野県や東北地方で栽培されています。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
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| 見頃 |
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| 花 |
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| 葉 |
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| 実 |
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高さ
高木 (10~30m)
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花の性別
雌雄同株
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分布ヨーロッパ東部からアジア西部原産(東北地方や長野県で栽培) |
生息地ー |
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分布ヨーロッパ東部からアジア西部原産(東北地方や長野県で栽培) |
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生息地ー |
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学名Juglans regia |
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樹形
葉
楕円に近い形の葉が、 柄の先に1枚と、 付け根に向かって両側に2枚組になった小さな葉が2〜3対つきます。 このセットでで1枚の葉で、 奇数羽状複葉という形の葉です。
花
春、 葉が伸びてきて開くころに雄花と雌花が咲きます。 雄花は紐のようにまとまって垂れ下がり、 小さな雌花は新しい枝の先にピョコッと上を向いてつきます。
実
丸くて緑色の果実が熟すと、 皮が割れてタネが出てきます。 これが売られている殻付きのクルミで、 殻を割った中身はミックスナッツなどでよく目にするクルミ。 これはカシグルミの種です。
幹・枝
樹皮は灰色で、 縦に浅く裂け目が入ります。 2年目の若い枝は茶色っぽく、 楕円形の皮目が多いのが特徴です。
冬芽・葉痕
茶色くて丸みがあり、 短い毛のある芽鱗に包まれていて、 先がチョボっととがった芽です。 葉痕の維管束痕は3つで、 少しにっこりしたお顔に見えます。 葉が出てくる芽とは違い、 雄花の芽には網目のような模様があります。
名前の由来
「菓子」になる食用のクルミなので「カシグルミ」という名前があります。 「クルミ」の名は、 中国(呉)から入ってきたクルミを「呉の実」(くれのみ)と呼んだことから変化したという説があります。 カシグルミは、 日本に自生するオニグルミと違って殻が薄くて割りやすいので、 テウチグルミ(手打胡桃)ともよばれます。
その他の情報
くるみ割り人形は、 ドイツのザイフェンという街でつくられる伝統的な木製の人形です。 でも今では装飾品としてつくられていて、 実際にくるみを割るためにつくられているわけではないので、 くるみを割ろうとすると壊れてしまうことがあるとか。
チャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」という有名なバレエ音楽があります。 これは、 女の子が壊れたくるみ割り人形を休ませようとすると人形が動き出し、 夢の世界を旅するという物語をもとにバレエ化したものです。 ヨーロッパではクリスマスの時期に上演される定番曲です。
関わりが深い生き物
おいしい実はアカネズミやリスの好物。 クマも食べにやって来ます。
カラスは上空から実を落として、 殻を割って中のタネを食べることがあります。
