ハンカチノキ

白い花が風にゆれる姿がハンカチのよう

特徴

初夏にハンカチのような白い花をたくさん咲かせます。
ハンカチノキの故郷は中国奥地の森でジャイアントパンダの故郷と同じです。

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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

  • 初夏の花の時期はハンカチのような白い花がたくさんぶら下がり、 華やか
    写真 / 2019.5.15 栃木県日光植物園 MayaN

ハート形など様々な形があります。 縁(ふち)にはギザギザがあります。

  • ハート形
    写真 / 2020.9.17 埼玉県川口市 MayaN

  • 色々な形がある
    写真 / 2020.9.16 茨城県筑波実験植物園 MayaN

  • 写真 / 2019.5.15 栃木県日光植物園 MayaN

一つの花に見えるのは、 花の集まりで、 白い花びらのように見えるのは苞(ほう)と呼ばれるものです。 最初は緑色ですが、 だんだん白くなります。 中心は小さな花の集まりです。
真ん中に両性花(りょうせいか)が一つあります。 その周りには雄花(おばな)が並んでいます。

  • 大きな花の集合がたくさん咲く
    写真 / 2019.5.15 栃木県日光植物園 MayaN

  • 一つに大小2枚の苞(ほう)がついている花
    中心が小さな花の集まり
    写真 / 2019.5.15 栃木県日光植物園 MayaN

  • 苞が薄汚れてきたら、 ハンカチの忘れ物のよう「誰のですかー」
    写真 / 2020.5.3 埼玉県狭山市 minaei

コロッとした実がぶら下がって実ります。 中の種は表面に溝がある面白い形をしています。

  • 形がキウイフルーツに似ている
    写真 / 2020.9.16 茨城県筑波実験植物園 MayaN

  • 中には一個、 溝のある面白い種が入っている
    写真 / Hakuta

幹・枝

縦に細かく裂けます。

冬芽・葉痕

先がとがり、 きっちりと芽鱗につつまれた水滴型の冬芽です。 葉痕の維管束痕は3つで、 はっきりとしたお顔に見えます。 他の木が芽吹き始めるころ、 表情を変えずに、 まだ寒そうにかたい帽子をかぶっている子たちです。

  • 短い枝に、 お顔が並んでいるのが見られる
    写真 / 2022.11.8 東京都町田市 Tamacha

  • 赤い帽子の子が多い
    写真 / 2024.1.3 東京都練馬区 Tamacha

  • 秋ごろはまだ緑帽子
    写真 / 2020.10.28 東京都新宿区 Tamacha

名前の由来

白く大きな花びらが垂れ下がる様子が、 「ハンカチ」のようなので「ハンカチノキ」と呼ばれました。

体験・遊び

ハンカチノキの実はとても固いですが、 穴をあけてストラップにできます。 万力で実を固定して、 ドリルで穴をあけます。 道具がないとできません。

  • 実のストラップ
    写真 / 2015.6.7 東京都西東京市 minaei

関わりが深い生き物

花には虫がやって来ます。 白いハンカチをひらひらさせ、 花の存在を虫にアピールしています。