越後丘陵公園

イワガラミ

花びら1枚、 ひかえめなつる植物

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特徴

つる性のアジサイかな?と思ってよく見ると、 装飾花の花びらはピラピラと1枚。 木や岩の上をゆっくりとはい上り、 明るいところで暮らします。 葉をもむとキュウリの香りがします。

みんなの投稿

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

  • Peak Season
  • Blossom
  • Leaf
  • Fruit
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見頃

高さ

つる性の木

花の性別

雌雄同株

分布

北海道、 本州、 四国、 九州、 鬱陵島(韓国)

生息地

山地の林縁や林間のギャップ、 岩場などのやや明るい場所

分布

北海道、 本州、 四国、 九州、 鬱陵島(韓国)

生息地

山地の林縁や林間のギャップ、 岩場などのやや明るい場所

学名

Hydrangea hydrangeoides

樹形

幹や枝から短い根をたくさん出し、 他の木や岩をはい上がって伸びていきます。 といっても、 大きな木をのっとり、 枯らしてしまうくらい枝葉でおおうことはないようです。

  • 大きな木の下の方で枝を伸ばしている
    写真 / MayaN

  • 幹をはい上がる。 (紐のようなつるは他の植物)
    写真 / MayaN

  • 名前の通り岩の上をはっている
    写真 / htanaka

  • 枯れた木の上まで伸びている
    写真 / Tamacha

  • 黄葉の季節に全体像がわかる
    写真 / MayaN

先がヒュンととがったハート型をしています。 縁には先のとがったギザギザがあり、 葉の先へいくほどギザギザは大きくなります。 葉をもむと、 キュウリのような香りがします。

  • 葉は対生につく
    写真 / Tamacha

  • 裏は白っぽく、 脈に沿って長い毛がある
    写真 / MayaN

  • 先が長くとがる葉
    写真 / MayaN

  • 小さめな葉はハートに見えないものもある
    写真 / MayaN

  • 秋にひかえめに黄葉する
    写真 / MayaN

ガクアジサイと似ていますが、 周りに並ぶ装飾花の花びら(がく片)は1枚だけです。 真ん中に集まっているのが、 ちっちゃな雄しべと雌しべのある両性花です。

  • 装飾花がぐるりと囲む
    写真 / MasakoT

  • 萼片が1枚だけでもけっこう華やか
    写真 / MasakoT

  • 10この雄しべは長くてふさふさに見える
    写真 / htanaka

  • 丸いつぼみがたくさん
    写真 / htanaka

真ん中に集まっている小さな花がそれぞれ実になります。 熟すと茶色くなり、 ふたがあって下がとがったカップのような実の中に、 細長い種が入っています。

  • 熟した実は、 ふたのあるカップの形
    写真 / htanaka

  • 若い実。 ちっちゃな萼片と花柱が残っている
    写真 / MayaN

  • カップの形の実が熟してくる
    写真 / Tamacha

  • 冬、 まとまった花の形のまま雪の上に落ちている
    写真 / Tamacha

幹・枝

若い枝は赤茶色。 太くなってくると、 樹皮が縦に裂けてはがれ落ち、 灰色になります。 幹や枝からは小さな根をたくさん出して他の木や岩にくっつき、 伸びていきます。

  • 気根をたくさん出している若い枝
    写真 / Tamacha

  • 太くなってきた枝
    写真 / Tamacha

  • 小さな葉のついた、 先端の枝
    写真 / Tamacha

  • 空中にも枝を伸ばす
    写真 / Tamacha

  • 太い幹には縦の筋がある
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

短い毛のある三角帽子のような芽です。 芽鱗は赤っぽいものや薄茶色のものがあります。 葉痕の維管束痕は3つで、 お顔に見えます。

  • お腹が減っているかのような表情
    写真 / MasakoT

  • 目がキラキラしている!
    写真 / Tamacha

  • 大きな葉痕のお顔に目がいくが、 枝先より下の芽は小さい
    写真 / Tamacha

人との関わり

生長の遅いツル植物なので、 庭木として静かな人気があります。 新芽を食用にされ、 道路緑化や防音壁にも使われます。

  • 鉢植えのイワガラミ
    写真 / minaei

名前の由来

岩などにからみつく様子からイワガラミとなったようです。

  • 岩の上をはうイワガラミ
    写真 / htanaka

性格

つる植物は「私が私が!」とぐいぐい前に出るタイプで、 つる植物に覆われた木は迷惑します。 でもイワガラミは違って、 つるなのに謙虚で生長が遅いです。 よく似ているツルアジサイも謙虚仲間です。 このつるたちに限っては木を覆うことはなく、 幹の下の方でゆっくり暮らしています。

  • 木の下の方で暮らす
    写真 / MayaN

体験・遊び

イワガラミの葉をちぎって嗅ぐとキュウリの匂いがします。 若葉は食べることができ、 そのまま天ぷらや、 ゆでてさらして和え物で食べます。 ツタウルシがあるところに一緒にはえていたりするので、 ツタウルシと間違えてかぶれないように気をつけましょう。

  • 葉はキュウリのにおい
    写真 / MayaN

関わりが深い生き物

花にはいろいろな虫がやって来て、 受粉の手伝いをします。
オオナミシャク、 キガシラオオナミシャク、 ウスモントビナミシャク、 マルモンシロナミシャクなどのガの幼虫が葉を食べます。

  • オオナミシャク
    写真 / MasakoT

見られる場所

越後丘陵公園 基本情報

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