常緑で葉が冬を越すので名前に「トキワ」がつきました。
トキワイカリソウ
錨(いかり)の形をした白い花
特徴
花は船の錨(いかり)のように見える形をしていて、 色は紅紫色〜白があります。
北陸では白い花の個体が多く見られます。
タイプ : メギ科の多年草 春植物
大きさ : 高さ20-50cm 花直径3-4cm
花の時期 : 4月
生育場所 : 落葉広葉樹の下
分布 : 本州以西の日本海側
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
名前の由来
雪の下は暖かくて過ごしやすい
トキワイカリソウは常緑で冬でも葉や茎が残り、 雪を掘り返すと緑の葉を見ることができます。
積雪の下の温度は氷点下になることが少なく植物にとっては過ごしやすいと言えます。 そのため多雪地帯では雪に埋まることで常緑を保ち、 雪どけすぐに光合成できるように進化した植物もあるのです。
見られる散歩道
執筆協力 : 越の里山倶楽部
