ショウジョウバカマ

かんざし花とも呼ばれます

  • かんざしのような可愛い花
    写真 / 越の里山倶楽部

  • ピンク色の花はカタクリの花の色とそっくり
    写真 / 2023.4.2 新潟県新潟市 MayaN

  • ぺったりと地面に張り付いた葉は、 雪の下で冬をすごした葉。 そこから花穂を出して花を咲かせる。
    写真 / 2025.4.6 新潟県長岡市 MayaN

  • 白い花も見られる
    写真 / 2023.4.2 新潟県新潟市 MayaN

  • 中には、 オレンジ色の花もある
    写真 / 2023.4.2 新潟県新潟市 MayaN

  • 花が終わった後、 茎が長くなり実がなる
    写真 / 2024.4.28 栃木県那須町 MayaN

  • 実は熟すと裂けて、 細い種がたくさん出てくる
    写真 / 2022.8.21 福島県檜枝岐村 MayaN

特徴

山沿いの谷筋や林野の湿った場所で見られます。 花の色は濃いピンク、 薄紅色、 白などで、 雪どけとともに見ることができる花です。 花が成熟すると茎が高くなります。
別名 かんざし花とも呼ばれ、 髪飾りになるような可愛らしさがあります。
  
タイプ : シュロソウ科の多年草 春植物
大きさ : 高さ10-30cm 花が成熟すると1m近くまで成長する
花の時期 : 4月
生育場所 : やや湿った斜面
分布 : 北海道から九州、 朝鮮・樺太

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

名前の由来

花をサルに似ている猩々(しょうじょう : 中国の想像上の動物)の赤い顔、 葉の重なりを袴(はかま)に見立て名前がついたと言われています。

こんなところにも芽が…

ショウジョウバカマの葉が地面に接した葉の先に小さな芽「不定芽(ふていが)」を見ることがあります。 この不定芽からも次の世代を残していきます。 通常の繁殖方法(実生繁殖)以外にもこんな繁殖方法(栄養繁殖)があるのです。

  • 写真 / 越の里山倶楽部

見られる散歩道

執筆協力 : 越の里山倶楽部