人々はツヅレサセコオロギの鳴き声を「肩させ、 裾させ、 つづれさせ」と聞きなして、 着物のほころびを縫い冬支度を始めました。 気温が下がるとゆっくりと鳴くきます。 この声は物悲しく聞こえ、 人々は冬支度を急いだのかもしれません。
ツヅレサセコオロギ
リーリーリーの声に冬支度を急ぐ
特徴
草はら、 人家周辺など身近な場所で普通に見られるコオロギ。 石の下や枯れた草の間に隠れています。 複眼の間の白い線が中央で細くなるのが特徴。 夏~晩秋、 オスはリーリーリーと切れ目なく鳴き、 メスを誘ったり、 縄張りを主張したりしています。
大きさ : 体長約16mm
食べ物 : 野菜や小昆虫の死骸など雑食
成虫が見られる時期 : 8~10月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州
冬を知らせる鳴き声
中国のコオロギ相撲 闘蟋(とうしつ)
中国では、 2匹のオスのコオロギを戦わせ王者を決める遊びがあります。 唐の時代から行われていた長い歴史のある伝統文化です。 ツヅレサセコオロギのオスは縄張り意識が強く、 オス同士が鉢合わせをすると激しく争うため、 戦いに使われたのはツヅレサセコオロギだと言われています。
