近ごろニホンジカの増加による食害によって多くの種類のシダが数を減らし、 絶滅寸前まで追い込まれるものもでてきました。 ところが、 ナチシダなど一部のシダはニホンジカが好まないので逆に数が増え、 あちこちで見るようになりました。
ナチシダ
5枚に分かれるでっかい葉
特徴
南日本に多い大きなシダです。 5枚に分かれる葉は変わっていて、 似た仲間は日本にいません。 名前は和歌山県の那智山からきています。
大きさ : 1mになる
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 林内や林縁
分布 : 関東南部~琉球(特に南日本)
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。