ヒメスギゴケ

乾いても葉がパーマにならない

  • 土上に生える。
    見た目はコスギゴケにそっくり。
    写真 / 2022.11.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 雌株は蒴(さく)を伸ばす。
    写真 / 2022.11.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 蒴の帽には毛がある。
    写真 / 2022.11.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 雄株は雄花盤をてっぺんにつける。
    写真 / 2022.5.14 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 1本の茎と蒴。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉は乾くと茎にくっつくように縮むが、 しわくちゃにはならない。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉を腹面(茎に接している側)から見たもの。 全体に薄板(はくばん)という構造があり、 上から拡大すると薄板のてっぺんの端細胞を観察できる。
    ヒメスギゴケはこれが円形に近く見える。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉の断面。 腹面全体に薄板が並んでいる。
    薄板の一番上の細胞である端細胞はしばしば先がくぼんでいて、 奥歯の形に似ている。
    写真 / S.Ikeda

  • 背面から見た葉先。
    鋭い鋸歯がある。
    写真 / S.Ikeda

特徴

主に低山に生えるスギゴケ科のコケ。 よりふつうに見られるコスギゴケにとてもよく似ていますが、 乾いても葉をしわくちゃにしません。
 
大きさ : 高さ1~5cm
観察の時期 : 一年中
生える場所 : 林内の土上
分布 : 北海道~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​