ヒメアカネ

小さくて可愛いアカトンボ

  • オス。 成熟すると腹部が赤くなる。 腹部の黒色の紋が目立つ。 草にとまり縄張りをもつ。
    写真 / 2022.10.5 高知県四万十市 MasakoT

  • オスの尾部上付属器はあまり反り返らない。 尾部上付属器は、 メスと連結するとき、 メスの頭の後ろをはさむもの。
    写真 / 2022.10.5 高知県四万十市 MasakoT

  • オスの顔は白っぽいのが特徴。
    写真 / 2022.10.15 千葉市若葉区 MasakoT

  • 未熟なオスは赤くない。
    写真 / 2024.8.1 群馬県沼田市 MasakoT

  • 未熟なオス。
    写真 / 2024.7.31 群馬県沼田市 MasakoT

  • メス。
    写真 / 2018.10.19 高知県香南市 MasakoT

  • メス。 腹部の背中が赤褐色。
    写真 / 2018.10.19 高知県香南市 MasakoT

  • メス。
    写真 / 2018.10.19 高知県香南市 MasakoT

特徴

日本のアカトンボの中では最小。 平地から山地の林に囲まれた水生植物が生える湿地で見られますが、 減少しています。 羽化は他のアカトンボより遅く、 梅雨明け頃になり、 成虫は初冬まで見られます。
 
大きさ : 体長28~37mm
食べ物 : 幼虫はミジンコ、 ボウフラ、 水生昆虫など 成虫は昆虫など
成虫が見られる時期 : 6~12月(10~11月に多い)
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

マユタテアカネと似ていますが、 ヒメアカネの方が小さいです。
マユタテアカネは、 顔に眉状斑(ブタの鼻のような黒い紋)があります。 オスの尾の先は強く反り返ります。 メスの産卵弁はやや長めです。
ヒメアカネは、 オスの顔に眉状斑がなく白っぽく、 メスの顔は小さな眉状斑が出るのがいます。 オスの尾の先は反り返りません。 メスの産卵弁はマユタテアカネより長いです。