ヒロバフユエダシャク

冬の終わりに現れるフユシャク

  • オス。
    写真 / 2023.2.6 千葉市稲毛区 MasakoT

  • オス。 櫛(くし)の歯のような触角。
    写真 / 2023.2.20 千葉県習志野市 MasakoT

  • オス。
    写真 / 2023.2.17 千葉県習志野市 MasakoT

  • オス。 後ばねは白っぽい。
    写真 / 2023.2.17 千葉県習志野市 MasakoT

  • オス。 裏側。
    写真 / 2023.2.20 千葉県習志野市 MasakoT

  • メス。 小さなはねがある。
    写真 / 2022.2.14 千葉県市川市 MasakoT

特徴

晩冬~早春にあらわれるフユシャクの仲間。 オスはやや大型で黒い波模様の線があります。 メスは小さなはねがありますが、 飛ぶことができません。 (MT)
 
大きさ : オス開帳33~40mm メス体長8.5~11mm
食べ物 : 幼虫はクリ、 サクラなど様々な広葉樹の葉、 成虫は口が退化しており何も食べない。
成虫が見られる時期 : 2~3月
分布 : 本州、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

シロフフユエダシャクに似ています。
ヒロバフユエダシャクのオスは、 大型で、 前ばねは大きめです。
シロフフユエダシャクのオスは、 小型で、 前ばねは細めです。

  • 赤い線の部分に違いがある。
    ヒロバフユエダシャクは、 前縁に対し、 斜めに入る。
    シロフフユエダシャクは、 前縁に対し、 直角に入る。

フユシャクとは

フユシャクとは秋の終わりから早春の寒い時期にあらわれるシャクガの仲間のことです。 日本国内には35種類ほど生息しており、 冬の間、 種類が入れ替わりながらあらわれます。 オスははねがありますが、 メスははねが退化して飛ぶことができず、 フェロモンを出してオスを呼びます。 多くの成虫は、 エサをとりません。