ヒメツチハンミョウ

毒をもつ大きなお腹の甲虫

  • オス。 触角にふくらんでいる部分がある。 体は藍色で腹部が大きく、 上翅(じょうし)からはみ出す。
    写真 / 2016.11.13 千葉県君津市 MasakoT

  • メス。
    写真 / 2015.5.10 千葉県君津市 MasakoT

  • メス。 触角にふくらみはない。
    写真 / 2024.4.11 千葉市若葉区 MasakoT

  • メス。
    写真 / 2024.4.11 千葉市若葉区 MasakoT

  • メス(左)とオス(右)。 メスの腹部は沢山の卵で長くふくらむ。
    写真 / 2014.4.2 千葉市若葉区 MasakoT

  • オスは触角でメスの触角を包み込む。
    交尾前行動という。
    写真 / 2014.4.2 千葉市若葉区 MasakoT

  • 交尾前行動で、 オスはメスをおとなしくさせる。
    写真 / 2014.4.2 千葉市若葉区 MasakoT

  • 浅い土中で越冬。
    ケースに入れると黄色い毒液を出した。
    写真 / 2013.1.23 千葉市若葉区 MasakoT

特徴

毒を持つツチハンミョウの仲間。 ハンミョウの仲間ではありません。 体は藍色、 後ばねは退化して飛ぶことはできず、 草地を歩き回ります。 メスは土の中に数千個もの卵を産みつけ、 ふ化した幼虫はハナバチの巣で育ちます。
 
大きさ : 体長7~23mm
食べ物 : 幼虫はハナバチ類の巣に寄生して卵や花粉、 蜜を食べる。 成虫は様々な植物の葉。
成虫が見られる時期 : 4~6月 10~11月(成虫越冬)
分布 : 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

つかまえると、 あしの関節から、 黄色の毒(カンタリジン)が含まれる液を出しますので、 触らないでください。 黄色い液が皮膚につくと、 炎症をおこし水ぶくれになることがあります。 皮膚についた場合は、 よく水で洗い流してください。

見られる散歩道