ムチゴケの仲間はいくつかの種類があります。 腹葉の形と色が1つのポイントです。
●コムチゴケは最も普通に見られるムチゴケ類で、 ①腹葉の切れ込みは無いかあまり尖らず、 ②茎は長さ5cmまでと小型なことなどが特徴です。
●ヤマトムチゴケは①腹葉は全体緑色で切れ込みが大きく、 ②茎は長さ5cmまでと小型なことなどが特徴です。
ムチゴケ
茎から鞭(むち)を垂らすコケ
特徴
山地林内でよく見るコケ。 ムチゴケの仲間は茎の腹面からたくさんの鞭枝を出すことが特徴です。 茎と葉の区別がつく苔類(たいるい)の仲間としては大型になります。 別名をオオムカデゴケといって、 確かにムカデっぽさはあるかも?
大きさ : 茎の長さ10cmを超える
観察の時期 : 一年中
生育場所 : 林内の樹幹や岩上、 土上
分布 : 本州~九州
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。