クスダマツメクサ

まるでチアダンスのポンポン

  • 都市部の明るい草地に多い。
    写真 / 2023.4.19 千葉市美浜区 MayakoN.

  • 黄色い花が目立つ。
    写真 / 2023.4.20 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 花は20~50個が集まって咲く。
    花はそれぞれ5mmほど。
    写真 / 2023.4.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 花が終わっても花弁は残り続ける。
    このまま実ができる。
    写真 / 2023.5.12 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉は3つの小葉からなる。 表は毛がなく、 上半分には小さなギザギザ(鋸歯)がある。
    葉柄は長め。
    写真 / 2023.4.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 小葉の裏。
    脈の上にごくわずかに毛がある。
    写真 / 2023.4.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉のつけ根には托葉(たくよう)がある。
    茎や托葉には伏せた毛が多い。
    写真 / 2023.4.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

特徴

市街地の草地によく見られる外来種です。 花は小さいですが、 20から50もの数が玉状に集まって咲くのでよく目立ちます。 実がついているときも枯れた花弁が残っていることが大きな特徴です。
 
タイプ : 一年草
花の時期 : 4~7月
大きさ : 花は5mmほど
生える場所 : 道ばたの草地
分布 : 北アフリカ~西アジア原産

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

「クスダマ」の由来

薬玉(くすだま)からきているといわれています。 薬玉は元々は袋に薬草などを入れたものをさまざまな造花でかざり付けし、 5色の糸かざりをたらしたもののこと。 邪気を払うためにかざられてきました。
 
今ではこれに似せて作られたパカーンと割れるイベント用のものを思い浮かべるかも?

似た仲間との見分け方

似た仲間がいくつかあり、 特にコメツブツメクサがよく混じって生えてます。
コメツブツメクサは①花が5~20個と少なめで、 ②葉柄が短めなことなどが特徴です。

  • 2種の比較。
    写真 / 2023.4.18 千葉県松戸市 S.Ikeda