イシカグマ

太平洋側の海岸近くが好き

  • 海岸近くの山地や市街地に生える。
    葉先は急に細くなることが多い。
    写真 / 2023.5.4 鹿児島市城山町 S.Ikeda

  • 葉長1mくらいになることもある。
    中央部で一番幅広い。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

  • 小さめの株の葉。
    日なたでは黄色っぽいことが多い。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

  • 林床にも生える。
    根茎を長くはって群生する。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

  • 表の羽軸や羽片は毛がほとんどない。
    葉軸近くの小羽片は大きく切れ込む。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

  • 裏の羽軸や羽片の脈上には毛が多い。
    胞子のう群の包膜はポケット形で、 葉のフチにくっつくようにつく。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

  • 葉軸には伏せた毛が多い。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

  • 葉柄には黄色っぽい毛が多い。
    写真 / 2023.5.2 鹿児島県指宿市 S.Ikeda

特徴

太平洋側の道ばたや林内に多いシダで、 特に紀伊半島より西に多いです。 葉はタテに長く、 葉先や葉の基部ほど縮まっていく形をしています。 名前は石の多い場所に生えるカグマ(シダの古い呼び名)に由来します。
  
大きさ : 60cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生育場所 : 低山の林内や林縁, 市街地の石垣のすき間など
分布 : 本州(千葉以西)~琉球, 小笠原諸島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

見られる散歩道