シータテハ

裏ばねに「C」字の模様があるチョウ

  • 表ばねは橙色で、 たくさんの黒い紋、 褐色の縁どりがある。
    写真 / 2022.9.28 長野県南佐久郡 MasakoT

  • はねの縁は凸凹がある。
    写真 / 2022.9.28 長野県南佐久郡 MasakoT

  • 花によくやって来る。
    写真 / 2022.9.28 長野県南佐久郡 MasakoT

  • 横から見ると毛深い。
    写真 / 2022.9.28 長野県南佐久郡 MasakoT

  • はねの裏は樹皮や枯葉に似ており、 後ばねにあるC字型の模様が目立つ。
    写真 / 2023.7.18 長野県北安曇郡 MasakoT

特徴

はねの裏に白い「C」字型の模様があるタテハチョウの仲間。 本州以南では山で見られます(北海道では平地でも見られる)。 いろいろな花に集まり、 オスは地面でよく給水します。
 
大きさ : 開張約55mm
食べ物 : 幼虫はニレ科植物(ハルニレ、 アキニレ、 エノキなど)、 イラクサ科植物(コアカソなど) 成虫は花の蜜、 樹液、 熟した果実など 
成虫が見られる時期 : 4~10月(成虫越冬)
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

キタテハに似ています。
キタテハは、 平地~低山地のカナムグラが生える草地で見られます。 北海道では少ないです。
シータテハは、 低山地~山地で見られます(北海道では平地~山地)。 四国、 九州では少ないです。

  • キタテハ(左)とシータテハ(右)
    写真 / MasakoT

  • キタテハ(上)とシータテハ(左)
    キタテハは、 はねに青い斑点がある。
    写真 / MasakoT