ナンタイシダ

胞子のう群のつく先を見てみよう

  • 山地の岩場などに生える。
    写真 / 2023.7 山梨県 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉を出す。
    写真 / 2025.5 茨城県 S.Ikeda

  • 葉先。
    三角状に細くなる。
    写真 / 2025.5 茨城県 S.Ikeda

  • 羽片。
    深く切れ込み、 基部に長めの柄がある。
    写真 / 2025.5 茨城県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    葉軸に接する下向きの小羽片が大きくて長く、 2つ合わせると八の字になる。
    羽片基部の柄は長め。
    写真 / 2025.5 茨城県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は円形で、 フチ寄りにつける。
    包膜はCの形。
    写真 / 2023.7 山梨県 S.Ikeda

  • 矢印先の葉のフチが尖っている。
    地味ながら本種の良い特徴。
    ミサキカグマホソバナライシダにはない。
    写真 / 2023.7 山梨県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色っぽい鱗片が多い。
    写真 / 2023.7 山梨県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    わずかに茶色っぽい鱗片がつく。
    写真 / 2023.7 山梨県 S.Ikeda

  • 葉軸の表。
    タテに長く溝がある。 その中に毛はない。
    写真 / 2023.7 山梨県 S.Ikeda

特徴

栃木県の男体山に由来するシダで、 日本では主に本州中部周辺に分布します。 葉は三角形状で、 やや細かく切れ込みます。 一番の特徴は胞子のう群のついている先の葉のフチが尖ることで、 ここを意識すると、 葉形が似るミサキカグマホソバナライシダなどとも容易に見分けられます。
 
葉の長さ : 20~50cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の崖地や岩場
分布 : 本州(宮城から奈良)、 朝鮮

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

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