ヨツバヒヨドリ、 フジバカマなどのヒヨドリバナの仲間の花の蜜には、 アルカロイドという毒性の物質が含まれている。 アサギマダタは、 その蜜と一緒に、 アルカロイドも同時に吸い込む。 体内に毒をため込んでいるので、 野鳥から身を守ることができる。
ヨツバヒヨドリ
雌蕊が目立つ、 白色や薄紅紫の花
特徴
葉が4個輪生するのでヨツバヒヨドリと名が付けられたが、 実際は3-7個と幅がある。
タイプ : 多年草
大きさ : 茎長100cm~150cm
花の時期 : 初夏 8月~9月
生える場所 : 日当たりのよい山地
分布 : 北海道、 本州(中部地方以北)
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
アサギマダラの戦略 1
アサギマダラの戦略 2
アサギマダラは、 キジョランやイケマの葉の裏に卵を産み付ける。 幼虫は、 キジョランやイケマの葉を食べて成長する。 その際、 アルカロイドなどの毒物を体内に吸収する。
執筆協力 : 渡邉勲