オリーブアナアキゾウムシは、 イボタノキなどのモクセイ科植物を食べてひっそり生活していた日本の在来種です。 オリーブが栽培されるようになり、 オリーブも食べるようになりました。 メスはオリーブの根元に卵を産みます。 ふ化した幼虫はオリーブの木に穴をあけて潜りこみ、 材(皮層や形成層など)を食べるため、 オリーブの木は枯れることがあります。
オリーブアナアキゾウムシ
オリーブの木を食べるゾウムシ
特徴
体は黒褐色で、 白い模様があるゾウムシ。 色や模様はいろいろで、 たくさんの大きな点刻(てんこく=表面にある凹み)があり、 ゴツゴツしています。 似た種類が多いので識別には注意が必要。 日本固有種。
大きさ : 体長12~15mm
食べ物 : 幼虫はモクセイ科植物(オリーブ、 イボタノキ、 ネズミモチなど)の材 成虫はモクセイ科植物の新芽、 葉、 樹皮など
成虫が見られる時期 : 3~10月
分布 : 全国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。